ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-05-28 00:56:11 |
2022年5月27日
東海旅客鉄道株式会社 東海道新幹線 実車を用いた異常時対応訓練の実施について 東海道新幹線では、大規模災害や不測の事態の発生に備えて社員の対応能力を向上させるため、各現業機関での通常の教育訓練に加え、本線において、実際の新幹線車両を活用した実践的な大規模訓練を実施しています。 今回は、車内で不審者が刃物を用いて周囲に危害を加える状況を想定し、お客様の避難誘導や不審者への対応等の訓練を行います。この訓練は、乗客の安全な避難誘導を目的に国土交通省がとりまとめた対策をふまえ、非常ブザーが複数取り扱われた場合や駅ホームにおける旅客避難誘導の取り扱いなど、東海道新幹線の訓練として新しい運転取り扱いを初めて実施します。 1.実施概要 2022年6月13日(月) 深夜 品川駅〜新横浜駅間 2.参加人数 約150名(運転士、車掌、駅係員、指令員、パーサー、警乗警備員、警察官等) 3.訓練内容 走行中の車内で、不審者が刃物を用いて周囲に危害を加える状況を想定し、乗務員やパーサー、警乗警備員、指令員がグループ通話システム等を活用し、駅係員や警察とも連携しながら、お客様を速やかに避難誘導させる手順等を確認します。 (新しい運転取り扱いの実施) (1)非常ブザー等が扱われた場合の運転取り扱い 従来、走行中の列車内で非常ブザーが扱われた場合、運転士は原則として列車をその場で緊急停止させていました。国交省が定めた対策では、複数の非常通報装置のボタンが押された場合は、乗客の安全の確保のため、防護無線の発報等により他の列車の停止を図るとともに、当該列車についても、速やかに適切な箇所に停止させることを基本とする、とされており、今回の訓練では、適切な箇所として最寄り駅まで列車を走行させる取り扱いを実施します。 (2)駅ホームにおける旅客の避難誘導の取り扱い 従来、適切な停止位置からずれて停止した場合、列車の停止位置を修正した後に乗降扉及びホームドアを開扉していました。国交省が定めた対策をふまえ、今回の訓練では、車内で異常事態が発生している列車が停止位置からずれて停止した場合でも、停止位置を修正せず速やかに乗降扉及び駅のホームドアの双方を開扉する取り扱いを実施します。 |
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