NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.835 【JR東海】在来線運転士用のタブレット端末の導入について
ほりうち(ccbu8181) 2016-04-06 22:47:44
平成28年4月6日
東海旅客鉄道株式会社


         在来線運転士用のタブレット端末の導入について


 当社は、これまでに在来線全線に亘ってATS−PT(自動列車停止装置)を導入するなど安全性の向上に取り組んでまいりました。今回新たに在来線の運転士用のタブレット端末を導入し、運転士と指令員の業務を支援することで、さらなる安全性の向上や輸送障害への対応の迅速化を図ります。

1.主な機能
(1)電子データによる情報伝達【別紙1】
・従来は口頭で行っていた指令員から運転士への運転に関わる情報伝達を、文字により実施することでより確実な伝達が可能となり、更に安全性が向上します。また、複数列車への一斉送信が可能となるため、情報伝達の迅速化を図ります。
・列車遅延や運休などが発生した場合、臨時の運転士用時刻表を電子データで送信することにより、列車変更の手配の迅速化を図ります。

(2)文字・音声による運転操縦支援【別紙2】
・GPS位置情報を活用し、関係する運転士に対して、画面上の文字と音声で徐行区間などを知らせることにより、運転操縦支援を行って、一層の安全性の向上を図ります。

(3)津波避難誘導の迅速化【別紙2】
・津波警報等を自動で受信することが可能になります。また、運転士がGPS位置情報により現在地を把握し、電子化した津波避難マップにより避難誘導ルートを案内することで、津波発生時の避難誘導の迅速化を図ります。

(4)その他
・輸送障害時などにおいて、端末で撮影した現地映像を、運転士と指令員間で情報共有することが可能になります。
・運転士が紙で携帯している規程やマニュアル類を電子化します。

2.導入台数と使用開始時期
・導入台数:タブレット端末 約900台
・導入時期:平成29年度末

3.設備投資額(概算)
・約7億円

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 【別紙1】
画像サイズ: 790×1024(41%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 【別紙2】
画像サイズ: 770×1024(42%表示)