NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.6391 【東武】2020年度の鉄道事業設備投資計画 総額は219億円
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-08-26 23:53:52
TOBU NEWS RELEASE 

                          2020年8月25日


 2020年度の鉄道事業設備投資計画
       設備投資計画は総額219億円
   〜安全・安心で暮らしやすく、そして選ばれる沿線を目指して〜


                             東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、安全・安心で暮らしやすく、そして選ばれる沿線を目指し、2020年度鉄道事業において総額219億円の設備投資を行います。
 なお、今回公表する内容につきましては、新型コロナウイルス感染の更なる拡大など、想定を超える事業環境の変化があった際には、見直しを行う場合がございます。

1.安全で安心な鉄道であるために
【鉄道の立体化の推進】

 踏切における渋滞や事故を抜本的に解消し、分断された周辺市街地を安全・安心・スムーズに行き来できるようにするとともに、高架下空間の活用等により都市の活性化や発展に寄与することを目的に、現在、沿線4か所において鉄道の立体化を推進しています。また、東上線 大山駅付近において自治体と事業化に向けた協議を進めています。

竹ノ塚駅付近高架化
 東武スカイツリーライン 竹ノ塚駅付近(西新井〜谷塚間)では、足立区が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2021年度の踏切除却を目指し、2020年度は、上り急行線を高架化し、その後上下緩行線高架橋の工事を推進します。
 この事業が完了すると、竹ノ塚駅が高架駅となり、2か所の踏切が廃止されます。

とうきょうスカイツリー駅付近高架化
 東武スカイツリーライン とうきょうスカイツリー〜曳舟間では、墨田区が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2024年度の完成を目指し、2020年度は、上り線高架橋工事を推進します。
 この事業が完了すると、1か所の踏切が廃止されます。

清水公園〜梅郷間高架化
 東武アーバンパークライン 清水公園〜梅郷間では、千葉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事を施行中です。2020年度末の踏切除却を目指し、高架橋工事、軌道・電気関係工事、駅施設工事等を引き続き推進します。
 この事業が完了すると、愛宕駅と野田市駅の2駅が高架駅となり、11か所の踏切が廃止されます。

春日部駅付近高架化
 東武スカイツリーライン・東武アーバンパークライン春日部駅付近(一ノ割〜北春日部間、藤の牛島〜八木崎間)では、埼玉県が施行する都市計画事業として連続立体交差化工事について施行協定を締結しました。2020年度は、工事着手に向け、設計業務等を引き続き推進します。
 この事業が完了すると、春日部駅が高架駅となり、10か所の踏切が廃止されます。

【ホームドア設置の推進】
 ホームにおける転落防止等、さらなる安全性の向上を目的として、国・関係自治体のご支援のもと、ホームドアの設置を推進しています。
 2020年度末までに、1日のご利用者数が10万人以上の駅および東京オリンピック・パラリンピック競技会場最寄駅に設置を推進しており、2020年度は4駅に設置します。
 また、2021年度以降は、特にご利用者数が多い区間の駅およびご利用者数が5万人以上の駅29駅を対象に整備を予定しており、2020年度は東武スカイツリーライン緩行線10駅において、調査・設計を実施します。

2020年度完成
 東武スカイツリーライン 北千住駅(3階)、新越谷駅、北越谷駅
 東上線 志木駅(1・2番ホーム)

2020年度調査・設計実施駅:10駅
 東武スカイツリーライン緩行線 小菅駅〜西新井駅、谷塚駅〜蒲生駅、越谷駅

【車内防犯カメラの設置の推進】
 車内のセキュリティ向上とテロ防止を目的として、車内防犯カメラの設置を推進します。 

2020年度設置車両数:500系   3編成
             70090型 2編成

【踏切の安全性向上】
 踏切のさらなる安全性の向上を図るため、検知範囲の広いレーダー式踏切支障報知装置への更新や、ATS(自動列車停止装置)と連動し、列車を自動的に停止させる「非常押しボタン」の設置工事を推進するとともに、通行車両等の踏切視認性向上を図るため、全方向に光る踏切せん光灯へ更新します。
2020年度レーダー式踏切支障報知装置への更新:1踏切
2020年度非常押しボタンATS連動化:9踏切
2020年度全方向踏切せん光灯への更新:15踏切

【自然災害への備えの強化】
 自然災害に強い鉄道を目指し、高架橋の耐震補強工事・法面改修工事・橋梁改修工事等の防災対策工事を引き続き推進します。 

2020年度高架橋耐震補強
 東武スカイツリーライン
  浅草〜とうきょうスカイツリー間、押上〜曳舟間、小菅〜五反野間谷塚駅構内、新田駅構内、蒲生〜新越谷間、越谷〜北越谷間
 東武アーバンパークライン
  鎌ケ谷〜新鎌ケ谷間

2020年度法面補強・改修
 東武スカイツリーライン 北千住駅構内
 日光線 下小代〜明神間 

2020年度橋梁改修
 日光線 黒川避隘橋梁
 宇都宮線 姿川橋梁、黒川橋梁
 佐野線 第三秋山川橋梁
 東武アーバンパークライン 江戸川橋梁
 東上線 都幾川橋梁

2.便利で快適な鉄道であるために
【特急車両500系の増備】

 当社沿線における更なるシームレスな特急輸送サービスを提供することを目的に500系車両を増備します。500系車両は、1編成3両固定を併結・分割することができる仕様であり、フレキシブルな運行が可能です。 

2020年度新造車両数:3編成

【特急車両の荷物置き場設置の推進】
 大きな荷物をお持ちのお客さまも安心してご利用していただけるよう、特急車両100系・500系に荷物置き場を新設します。

〇2020年度実施車両数:100系 2編成  500系 6編成

【車両の増備・改造】
 より快適な移動環境を提供するために、車両の増備・改造を推進します。

2020年度70090型新造車両数
  2編成(東京メトロ日比谷線直通車両)
2020年度20400型改造車両数
  4編成(日光線南栗橋駅以北・宇都宮線運用車両)

【駅施設のリニューアル】
 地域の“顔”であり、まちの“玄関口”である駅を、より便利で快適にご利用いただけるよう、駅施設のリニューアル工事を引き続き推進します。

2020年度駅舎リニューアル
 東武スカイツリーライン 北越谷駅
 宇都宮線 南宇都宮駅
 東上線 朝霞駅、川越駅、鶴ケ島駅 

2020年度駅トイレのリニューアル
 東武スカイツリーライン 西新井駅、新田駅
 日光線 南栗橋駅
 東上線 和光市駅、小川町駅

【駅施設のバリアフリー化】
 すべてのお客さまに便利で快適にご利用いただけるよう、「移動等円滑化の促進に関する基本方針」に基づき、1日のご利用者数が3,000人以上の駅のうち、「公共交通移動等円滑化基準」に適合していない駅について、関係自治体様と協議が整った駅から順に整備を進めてまいりました。
 2020年度末までに、段差解消については対象駅129駅、多機能トイレについては対象駅128駅の整備が完了します。引き続き、国、関係自治体のご支援のもと、バリアフリー化工事を推進します。 

2020年度エレベーター新設
 宇都宮線 西川田駅
 東武アーバンパークライン 愛宕駅、野田市駅
 越生線 一本松駅 

2020年度スロープ新設
 東武スカイツリーライン 堀切駅

2020年度多機能トイレ新設
 東武スカイツリーライン 堀切駅
 宇都宮線 西川田駅
 東武アーバンパークライン 愛宕駅
 越生線 武州唐沢駅

 また、より安全で快適にご利用いただけるよう、エレベーター・エスカレーターのリニューアル工事を推進するとともに、エレベーター内に防犯カメラを設置します。

3.より楽しめる鉄道であるために
【SL2機運用体制に向けた準備】

 日光・鬼怒川エリアの沿線活性化を推進するため、観光コンテンツの1つであるSLについて、年間を通してお楽しみいただけるよう、SL2機運用体制に向けて様々な準備を進めてまいります。

2020年度のSL2機運用体制に向けた準備
 SLの補機となるディーゼル機関車1機購入
 下今市SL機関庫の増築工事等
                                 以 上
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撮影場所:
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