NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.6111 (Re:6083) 【国土交通省】リニア静岡工区に係る有識者会議に関する静岡県への回答書
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-05-27 19:34:47
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省                         Press Release
Ministry of Land,Infrastructure,Transport and Tourism

                            令和2年5月26日
                          鉄道局施設課環境対策室

      リニア中央新幹線静岡工区に係る有識者会議に関する
           静岡県への回答書の公表


 令和2年5月22日付静岡県文書「リニア中央新幹線静岡工区有識者会議について」につきまして、本日、国土交通省から静岡県に回答いたしました。


 令和2年5月22日付静岡県文書「リニア中央新幹線静岡工区有識者会議について」につきまして、静岡県より示された有識者会議の透明性やJR東海への指導等に関する見解につきまして、本日付で国土交通省より静岡県に回答いたしました。

 回答については、別添資料をご確認ください。



別添資料

                            令和2年5月26日
静岡県知事
 川勝 平太 殿
                            国土交通省鉄道局長
                                 水嶋 智

      リニア中央新幹線静岡工区有識者会議について

 貴職より送付された令和2年5月22日付「リニア中央新幹線静岡工区有識者会議について」につきまして、以下の通りお答え申し上げます。

 なお、頂いた文書のうち、ご趣旨が必ずしも良く理解できない部分もございますので、それらについては、貴県と鉄道局の担当者同士でお話をさせて頂き、対処させて頂ければと思います。

1.「会議の透明性」について

 国土交通省としては、これまでの合意事項を踏まえ、また第1回の会議が終わった後のご指摘を踏まえ、5月13日に有識者会議の公開のあり方について、国土交通省の考え方を改めて発表させて頂いたところです。
 具体的には、報道関係者の傍聴、会議後の記者ブリーフィング、議事録の速やかな公表により、会議の透明性を確保していると考えております。

 会議の公開のあり方については、委員の先生方ともご相談をさせて頂きました。その結果、先生方のご意向を踏まえ、現在の対応とさせて頂いているところです。事務局としては先生方が落ち着いて議論をして頂く環境を整えることも大変重要だと考えており、座長からもその旨のご意見を頂いております。
 何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 透明性の確保に関する国土交通省の考え方についてさらなるご説明が必要であれば、当方の担当者から貴県等のご担当にご説明を申し上げます。

 なお、機器の不具合については、お詫びを申し上げますとともに、さらに改善に努めます。


2.「JR東海への指導」について

 有識者会議を進めるにあたり、JR東海が「説明責任者」としての責務を誠実に果たして頂くことは大変重要であると考えています。
 残念ながら、第1回の会議では、その立場にそぐわない社長の発言が行われたことから、関係者の不信感を招いてしまったと考えます。
 このため、以後の有識者会議を進めていくうえでの関係者間での信頼関係を構築するためにも、私からJR東海社長に対して直接電話にて指導を行いました。
 さらに、第2回の会議においても、JR東海に対して反省を求めたところであり、JR東海からはその場で反省と謝罪の弁が述べられました。
 また座長からも第2回の会議の場において、JR東海に対して改めてご指導を頂いたところです。
 これらのやり取りを経て、今後の有識者会議を進めていく環境は整ったと考えており、実際にも、第2回の会議は、出席者の間で極めて密度の濃い充実した議論が行われたのではないかと考えております。

 以上のことから、有識者会議の運営上は、これ以上、会議の場において社長の謝罪などを求める必要はないと考えますが、貴職がもしJR東海社長に対しさらなる謝罪を求めたいと思われておられるのであれば、現在、社長から貴職への面会のお願いが行われていると承知しておりますので、早急に直接面会の機会をお持ちになり、お互いの真意を確認し、信頼関係の構築につながるお話合いをされることが望ましいのではないかと考えます。

 以上よろしくお願い申し上げます。

                                   以上