NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.6055 (Re:6054) 【国土交通省】静岡県への回答書 有識者会議について
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-04-21 23:27:28
                            令和2年4月21日
静岡県 御中
                            国土交通省鉄道局

      リニア中央新幹線静岡工区に係る有識者会議について

 貴県より送付された令和2年4月17日付「有識者会議の委員候補者(案)について」において要請のありました事項につきまして、下記のとおり回答いたします。

                 記

1 有識者会議の構成員

・静岡県専門部会からの人選については承知いたしました。貴県からの推薦に基づき、国土交通省の責任において選定させて頂きます。また、オブザーバーとして参加して頂く「大井川流域市町」は、地元住民の代表者であり大井川から水の供給を受ける8市2町(島田市、焼津市、掛川市、藤枝市、袋井市、御前崎市、菊川市、牧之原市、吉田町、川根本町)の自治体であると考えております。

2 貴県が回答された委員候補者

・4月16日の回答のとおりです。
・なお、有識者会議については、すでにこれまで述べてきたとおり、科学的・工学的な観点から議論し、その結果を踏まえて今後のJR東海の工事に対して具体的な助言、指導等を行っていくことを目的として提案し、貴県からは1月30日に示された5つの事項の確保を前提に受け入れる旨の回答を頂きました。これを踏まえて国土交通省が4月16日に示した委員構成は、5つの事項に適合していると考えております。
・また、今回貴県からは、「工学的視点からだけでなく(中略)社会的な問題の解決策を提案することが課題解決にとって最も近道であると考える。」との見解が示されておりますが、これはこれまで貴県との間で議論を重ねてきた有識者会議の設置目的や役割とは異なるものであり、5つの事項にも含まれておりません。知事がこれまでの会見で述べられてきた「有識者会議は科学的エビデンスに基づいて議論をする場でなくてはならない」との認識とも異なるものと考えております。

3 有識者会議の開催時期や方法

・4月16日の回答のとおりです。
・なお、有識者会議の開催にあたり、現在非常事態宣言が発令されていることを踏まえることは当然と考えております。
・このため、関係者間の接触の機会を極力抑えるWEB会議方式での開催とすることを想定しており、国土交通省が示した委員構成のうち貴県専門部会からの委員以外の方々からは了承を得ています。また事務局を務める鉄道局も、出勤している最小限の職員で効率的に対応できる見込みです。貴県においても、オブザーバーとして多数の職員の出勤を伴わない形での対応を是非一緒に考えて頂ければと思います。
・また、貴県専門部会からの委員以外の方々は、これまでリニア中央新幹線静岡工区の問題には携わっておられません。このため、第1回の会議では、主にこれらの方々に、これまでの専門部会等での議論の経緯等について理解を深めて頂くことを主眼とすることを想定しております。

4 生物多様性の問題に係る有識者

・4月16日の回答のとおりです。

5 中下流域の水資源への影響が出たときの補償

・4月16日の回答のとおりです。