ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-11-12 10:21:48 |
2019年11月11日
株式会社NTTドコモ 埼玉高速鉄道株式会社 株式会社ビズライト・テクノロジー 株式会社LIVE BOARD NTTドコモ、埼玉高速鉄道、ビズライト・テクノロジー、LIVE BOARD 世界初、鉄道車両内でのダイナミックDOOH事業を共同で推進 株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、埼玉高速鉄道株式会社(以下、埼玉高速鉄道)、株式会社ビズライト・テクノロジー(以下、ビズライト・テクノロジー)、株式会社LIVE BOARD(以下、LIVE BOARD)の4社は、鉄道の車両内におけるデジタルサイネージ「ダイナミックビークルスクリーン」を活用し、鉄道車両内では世界初※1となる、リアルタイムな環境変化に応じて動的に表示内容や広告を切り替えることができるダイナミックDOOH(Digital Out Of Home:以下、DOOH※2)事業の推進を行うことで合意しました。 ※社名は五十音順 「ダイナミックビークルスクリーン」は、ビズライト・テクノロジーが開発したデジタルサイネージです。カメラとIoT機器を搭載して電車内の混雑状況や温度・湿度などをAIで解析し、車両内外の環境変化に応じた広告や情報をドコモのLTE回線を使用してリアルタイムに表示します。また、LIVE BOARDが配信する日本初※3のインプレッション販売型のDOOH広告も表示します。 「ダイナミックビークルスクリーン」は、2019年11月中旬から埼玉高速鉄道車両内に順次設置され、2020年4月から全車両に搭載して本格営業を開始する予定です。 1. 「ダイナミックビークルスクリーン」で実現すること [1]車両内外のリアルタイムな環境変化に応じた広告・コンテンツ配信 (1) 広告の配信 ビズライト・テクノロジーは、車両内のデジタルサイネージに搭載されたカメラとIoT機器が取得した、温度や湿度などの車両内の状態や混雑状況・性別・年代などの乗客に関する情報を、デジタルサイネージに搭載したエッジAIの解析によって属性情報化し、車両内の環境変化に応じて動的に広告を配信します。AIで解析したデータをもとに、特定の個人を識別せずに乗客の広告接触状況を計測することも可能となります。 (2) コンテンツの配信 ドコモのLTE回線で車両外の天気や災害などの情報を取得し、リアルタイムに表示することが可能です。ゲリラ雷雨などの天候情報を表示したり、災害発生時には緊急情報を表示したりするなど、ダイナミックなデジタルサイネージならではの迅速かつ有益な情報提供を行います。コンテンツの運用はビズライト・テクノロジーが行います。 今後は、将来的な5Gネットワークでのサービス活用を見据え、実証実験なども検討していきます。 [2]日本初となるインプレッション(広告視聴数)販売型のDOOH広告配信 LIVE BOARDは、ドコモの携帯電話ネットワークの運用データを基にした人口統計「モバイル空間統計(R)」※4などのデータを活用し、日本初のインプレッション販売型のDOOH広告を「ダイナミックビークルスクリーン」の広告枠の一部で配信します。広告視聴数は、デジタルサイネージに搭載されたカメラで計測して算出します。 2. 「ダイナミックビークルスクリーン」搭載車両について 埼玉高速鉄道は、浦和美園駅(さいたま市)から東京メトロ南北線で東京都心部を経由し、東急目黒線日吉駅(横浜市)までを縦断する首都圏の主要路線であり、これら3社線を運行する車両のおよそ3分の1が埼玉高速鉄道の車両となります。既存のデジタルサイネージ機器の入替えを順次行い、2020年4月までに埼玉高速鉄道の全車両への「ダイナミックビークルスクリーン」搭載を予定しています。なお、「ダイナミックビークルスクリーン」の設置及び運用は、株式会社ビズライト・テクノロジーが実施します。 4社は、本連携による取り組みを通じ、交通広告の効果的・効率的な運営を行い、ご利用のお客様にとって有益な情報を提供することで、沿線価値および沿線住民の利便性の向上をめざします。 ※1 2019年11月10日現在、ビズライト・テクノロジー調べ ※2 OOHは、交通広告や屋外広告など、家庭以外の場所で接触する広告媒体の総称。DOOHは、交通広告、屋外広告およびリテールショップなどに設置されたデジタルサイネージを活用した広告媒体を指します。 ※3 2019年11月10日現在、LIVE BOARD調べ ※4 「モバイル空間統計」は、ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを使用して作成される人口の統計情報です。集団の人数のみを表す人口統計情報であるため、お客さま個人を特定することはできません。ドコモは、お客さまのプライバシーを厳重に保護するべく、モバイル空間統計を作成・提供する際に順守する基本事項をまとめたガイドラインを公表しています。 モバイル空間統計ガイドラインについては下記リンクからご確認いただくことが可能です。 ( https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/disclosure/mobile_spatial_statistics/guideline/index.html ) *「モバイル空間統計」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。 1. 各社の役割 <NTTドコモ> ・LTEネットワークおよび通信機器の提供 ・今後5Gでの先進的で付加価値の高いサービス提供を行っていくため技術的な支援 <埼玉高速鉄道> ・鉄道事業者としては初のダイナミックデジタルサイネージを搭載した車両の運行 <ビズライト・テクノロジー> ・「ダイナミックビークルスクリーン」の開発 ・「ダイナミックビークルスクリーン」の設置・運用 ・「ダイナミックビークルスクリーン」に表示する広告販売および運用 ・「ダイナミックビークルスクリーン」に表示するコンテンツの運用 <LIVE BOARD> ・「ダイナミックビークルスクリーン」の広告枠を利用した日本初となるインプレッションに基づくDOOH広告の販売および運用 2. 「ダイナミックビークルスクリーン」概要 デジタルサイネージに搭載したカメラやIoT機器でローカルセンシングデータを収集し、Raspberry Pi 3ベースのエッジAIボックスと、Intel(R) Neural Compute Stick 2を使用して高速かつセキュアなエッジAI解析を実施します。 ※車両内のローカルセンシングにおいては、録画は一切行っておらず、取得したデータの処理はデバイス内で完結し、匿名化された情報のみをサーバへ送信しております。また、乗客や生活者のプライバシーに十分配慮しながら利便性を高めるために、一般社団法人デジタルサイネージコンソーシアムが策定した、「センシングサイネージガイドライン」、およびIoT推進コンソーシアム、総務省、経済産業省による「カメラ画像利活用ガイドブックVer.2.0」に準拠した運用を行います。 * Raspberry PiはRaspberry Pi財団の登録商標です。 * Intelは、米国および他国のIntel Corporation社の登録商標です。 |
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