NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.3298 【JR海】東海道新幹線電力ケーブル取替専用の保守用車を導入
ほりうち(ccbu8181) 2018-04-19 22:30:56

                          2018年4月19日
                          東海旅客鉄道株式会社


    保守用車導入による安全で効率的な電力ケーブルの取替について


 東海道新幹線では、列車の走行に必要な電気を供給するため、富士川以東の区間では電力会社から受電した50Hzの電気を、周波数変換変電所で60Hzの電気に変換し、線路脇の管路内に敷設された電力ケーブル等を経由して沿線の変電所に送電しています。
 今回、老朽取替の対象となる電力ケーブルの取替作業について、ケーブル取替専用の保守用車を導入します。重量のあるケーブルを人手で取り替える方法では、危険を伴い多くの時間を要しますが、保守用車を使用することで、取替作業を安全に、かつ効率的に進め、電力のより一層の安定供給を図ります。

1.概要
(1)取替計画について(別紙1)
・取替延長 :約27.6km
(綱島周波数変換変電所〜大崎変電所間、約13.8km×2回線分)
・ケーブル重量:約27kg/m
・取替完了時期:2023年9月(予定)

(2)取替方法について
【人手による取替作業の課題】(別紙2)
・重量物であるケーブルを人手で切断・撤去・敷設する作業には危険を伴う。
・切断したケーブルを1つ1つ人手で運搬する必要があり、作業効率が低い。

【保守用車によるケーブル切断・撤去・敷設】(別紙3・4)
@ケーブル切断撤去車:走行しながら自動でケーブルを切断
A撤去ケーブル運搬車:@と連結し切断されたケーブルを積み込みながら走行
Bケーブル延線車 :走行しながら線路脇の管路内に安全にケーブルを設置
 ⇒一部の作業を機械化することで、施工の安全性と作業性の向上を図る。

2.費用
 保守用車新製費用:約2.5億円
  ※ケーブル取替にかかる総額は約77億円
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キャプション: 電力ケーブルの概観 (一般的なペットボトルとの大きさ比較)
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キャプション: 別紙1
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キャプション: 別紙2
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キャプション: 別紙3
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キャプション: 別紙4
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