| ひろやす／伊藤(vnnc8158) 2017-10-12 22:15:43 |
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明治維新150年における山口県と西日本旅客鉄道株式会社が共同した
観光維新の取組について 平成29年(2017年)10月12日 山口県 西日本旅客鉄道株式会社 来年、平成30年に明治維新から150年を迎えます。 山口県は、幕末維新の原動力となった松下村塾を主宰した吉田松陰や、松陰に学び、新たな時代の先駆けとなった高杉晋作、初代内閣総理大臣の伊藤博文など、数多くの幕末維新の志士を輩出した「維新胎動の地」として、現在、幕末維新をテーマとした観光キャンペーン「やまぐち幕末ＩＳＨＩＮ祭」を全県で展開しています。 そして、その中核事業として、明治維新150年に向けた大きな弾みとすべく、本年９月から12月までの間、全国のＪＲグループと連携した大型観光キャンペーン「幕末維新やまぐちデスティネーションキャンペーン」(以下、山口ＤＣ)を開催しているところであり、ＪＲグループとの強力な連携体制のもと、歴史や自然、食、温泉、体験など、県内各地に拡がる様々な観光素材を刷新し、多彩な魅力をもつ「おもしろき国 山口」を存分にお楽しみいただける旅をご提案しています。 この度、明治維新150年を間近に控え、山口ＤＣの成果の継承・発展、ＤＣを通じて育んだ山口県とＪＲ西日本との連携体制の更なる強化を通じ、明治維新150年に大きな観光ムーブメントを巻き起こし、首都圏や関西圏などの大都市圏や海外から山口県への誘客拡大を図る「観光維新」を展開するため、山口県の村岡嗣政知事とＪＲ西日本の来島達夫社長による「観光維新共同宣言」を行います。 今回の共同宣言を踏まえ、来年１月より両者による具体的なアクションを開始し、来年10月から12月の間の開催を予定している「山口ＤＣアフターキャンペーン」において成果が最大化するよう取り組んでまいります。 「明治維新150年 山口県と西日本旅客鉄道株式会社による観光維新共同宣言」 山口県には、幕末維新をはじめ、我が国の歴史の転換期の舞台となった数多くの歴史・文化関連施設や、三方に拡がる風光明媚な海岸美、３億5,000万年の悠久の時を刻むカルスト台地などの自然・景勝、ふぐに代表される山海の豊かな幸が織りなす美食、県内各地の50か所を超える温泉など、魅力溢れる多彩な観光資源を有している。中でも特に、明治維新を成し遂げた幕末の志士や偉人を数多く輩出した「維新胎動の地」として、現在の発展した日本の礎を築いた地でもある。 また、いわゆる「長州五傑」の一人で、幕末の動乱期に英国に密留学し、後に鉄道の父と呼ばれた幕末の志士・井上勝は山口県の出身であり、明治維新とほぼ時を同じくして開業した鉄道は、航空網や高速道路など、時代とともに交通網が拡張・高速化していく中にあって、地域内交通の担い手として、また地域と大都市を結ぶ輸送機関として、一貫して地域に軸足を置きながら地域とともに発展してきた。 明治維新から150年を迎える今、幕末・明治期の未知の時代を切り開いた先人たちの偉業や、その志と行動力に学び、山口県と西日本旅客鉄道株式会社は、その原点に立ち返り、山口県の魅力や資源を再発見・再認識し、その価値を更に高め、未来へとつなげていくため、以下の項目について共同して取り組み、明治維新150年に観光維新を巻き起こしていく。 誘客促進 維新」をキーワードとした、新たな視点からの旅行商品や広域周遊ルートの開発 ■明治維新にゆかりのある偉人と関連する観光素材を結びつけた新たなテーマツーリズム（やまぐちＩＳＨＩＮツーリズム）の形成を図ります。 ■ＶＲやＡＲなどのＩＣＴ技術と歴史・文化等、新旧の観光素材を融合させた、次世代の観光を予感させる新たな観光素材の開発に着手します。 ■全国の主要な明治維新ゆかりの地を鉄道で結ぶ、新たな広域周遊ルートを形成します。 ■明治150年プロジェクト「やまぐち未来維新」の中核イベント「山口ゆめ花博」と連動させ、海の絶景や美人湯など「美」に関する特別企画を重層的に展開し、山口県の新たな観光ブランドを確立します。 ■急増するインバウンド需要に対応し、観光施設や駅・列車での多言語対応の充実や、両者の共同による旅行ニーズに適応した観光素材の開発・磨き上げなど対策を強化します。 情報発信 「明治維新150年」を記念した、センセーショナルなプロモーションの展開 ■全県下の明治維新150年関連のイベント等をまとめて情報発信する「山口まるごとＩＳＨＩＮ祭」の一環として、観光列車や県内外の主要駅をフィールドに集中的なＰＲを展開し、県民とＪＲ西日本社員が一丸となって盛り上げます。 ■ＳＮＳでのユーザー参加型「明治維新150年」拡散プロモーションキャンペーンを展開します。 ■全国の主要な明治維新ゆかりの地と共同した広域観光プロモーションを実施します。 おもてなし おいでませ山口へ！「やまぐちおもてなしプロジェクト」の展開 ■山口県とＪＲ西日本グループが共同し、新たな「食事メニュー」・「弁当」・「お土産」の開発から販売まで一貫してサポートする体制を整備します。 ■民間事業者を巻き込み、県内周遊の促進につながる明治維新150年限定のお得感のあるおもてなし・サービスを県内各地で展開します（ＩＳＨＩＮ満喫キャンペーン）。 ■観光列車に対する全県的な手振り運動や、沿線地域住民による駅や列車内でのお出迎え・おもてなし等、地域住民とＪＲ社員が一体となったおもてなしを推進します。 以上、ここに宣言する。 2017年10月12日 山 口 県 知 事 村岡 嗣政 西日本旅客鉄道株式会社 来島 達夫 |
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