ほりうち(ccbu8181) 2015-09-15 14:24:20 |
ODAKYU NEWS RELEASE 第15−36号 2015年9月11日 新型自動列車停止装置(D−ATS−P)の全線設置が完了 小田急線の列車運行の安全性が更に向上 急カーブやポイントなどでの速度制御機能が向上します 小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区社長:山木利満)では、2012年より小田急線に設置を進めていた新型自動列車停止装置(D−ATS−P※)の小田急全線への設置が完了し、2015年9月12日(土)初電より全線で運用を開始します。これにより、列車速度を連続的かつ細かく速度制御することが可能となり、列車運行の安全性が更に向上します。当社では、お客さまに安心、便利、快適に小田急線をご利用いただくため、今後も安全対策を積極的に進めてまいります。 ※D−ATS−P(Digital Automatic Train Stop Patternの略) ★新型自動列車停止装置設置の経緯 ・現行のATSは1969年から全線、全列車で運用しておりますが、2002年より新型自動列車停止装置の検討を進めてまいりました。また、2006年には国土交通省が定める「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」等で一部改正があり、「線路条件に応じた速度制限用ATSの設置」等の新たな基準が義務付けられましたが、小田急では、省令において求められる急曲線箇所に対する制限速度超過防止用ATSの設置などの対策を2006年に完了しております。今回、全線への設置が完了する新型自動列車停止装置は、当社の自主的な安全対策として、上記の急曲線以外の曲線60箇所の速度制御にも対応しており、列車運行の更なる安全につながるものです。 ※ATS(自動列車停止装置)とは列車が信号現示の制限速度をこえて運転したとき、自動的に減速、または停止させる装置です ★新型自動列車停止装置の特徴 ・多くの情報を伝える事が可能なデジタル技術を使用し、レールからの信号現示情報と地上子からの距離情報を列車に発信し、連続的なやりとりを行うことにより、細かい速度制御を行います。 1.信号現示に対し連続的に細かい速度制御で規定速度まで列車を減速、または停止させます。 2.急曲線、分岐、終端駅、区間最高速度などの線路条件に応じた速度制御が可能です。 3.踏切内やホームでトラブル※などが発生した際に、接近する列車のブレーキを自動的に作動させるなど、異常時に対する新たな安全機能も有しています。 ※動作には一定の条件があります ※添付画像参照(入力者注) 新型自動列車停止装置(D−ATS−P)の概要は、次のとおりです。 記 1.使用開始日 2015年9月12日(土)初電より ※日程は変更となる場合があります 2.運用開始区間 小田急小田原線新宿駅〜新百合ヶ丘駅間20.9km※ 既に運用開始している区間 線名 :小田急小田原線 区間 :新百合ヶ丘駅〜小田原駅 距離 :61.6km※ 運用開始時期:2014年12月 線名 :小田急江ノ島線 区間 :相模大野駅〜片瀬江ノ島駅 距離 :27.4km 運用開始時期:2013年 5月 線名 :小田急多摩線 区間 :新百合ヶ丘駅〜唐木田駅 距離 :10.6km 運用開始時期:2012年 3月 ※運用区間の距離(一部)については設備上の距離のため、営業キロとは異なります 3.投資総額 約280億円 ※2004年度からの投資額の合計であり、車両・地上設備などを含みます 4.従来のATSと新型自動列車停止装置(D−ATS−P)のイメージ ※添付画像参照 以上 |
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