ほりうち(ccbu8181) 2015-11-12 17:58:09 |
2015年11月10日
小田急電鉄株式会社 三菱電機株式会社 小田急電鉄・三菱電機が共同受賞 通勤車両1000形が「エコプロダクツ大賞 優秀賞」を受賞 〜世界初!フルSiCを採用したVVVFインバーター〜 小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区 取締役社長:山木 利満)および三菱電機株式会社(本社:東京都千代田区 執行役社長:柵山 正樹)は、「第12回エコプロダクツ大賞」において、小田急電鉄の通勤車両1000形が、エコプロダクツ大賞の優秀賞を受賞しました。 通勤車両1000形リニューアル車は、フルSiC※1(炭化ケイ素)を適用した直流1500V架線対応のVVVFインバーター制御装置※2を世界で初めて採用したものです。これにより機器の小型・軽量化が図られるとともにブレーキ時の回生電力量も大幅に向上しています。 なお、省エネ効果の検証では、主回路システム(VVVFインバーター制御装置、モーター、ブレーキ装置など)として従来比で約40%の省エネ効果を実現いたしました。 小田急電鉄および三菱電機では、今後も環境負荷の低減につながる取り組みを進めてまいります。 ※1 トランジスタおよびダイオードにSiCを使用 ※2 電車を動かすために直流を交流に変換し、モーターを効率よく制御する装置 <通勤車両1000形> 1988年就役。東京メトロ千代田線への乗り入れを中心に運行(現在乗り入れは行っておりません)。小田急電鉄初のオールステンレス車両でモーターのVVVF制御方式を初めて採用。2014年度よりリニューアルを開始、今後順次リニューアルしていく予定。 VVVFインバーター制御装置には、将来のキーデバイスとして応用が期待されているフルSiCを採用した半導体を使用しています。従来使用されていた半導体よりも電力損失が_なく、電車を動かす電力の消費を低くすることができます。また、高温でも動作できる特徴によって冷却器も小さくなり、従来装置と比較して、体積・重量ともに約80%以上低減することができました。 ■回生ブレーキへの活用 フルSiCを採用した半導体を使用することで、電車が架線に戻す回生電力※3を増やすことができ、運行している別電車のエネルギーとしてより多くの電力を再利用できます。 ※3 電車がブレーキをかけたときに発生する電力を別電車のエネルギーとして再利用する電力 ■エコプロダクツ大賞 すぐれたエコプロダクツを表彰することを通じて、エコプロダクツの供給者である企業等の取り組みを支援し、わが国におけるエコプロダクツの開発・普及の促進を図るとともに、エコプロダクツに関する正確な情報を需要者サイド(事業者、消費者等)に広く伝えることを目的に、2004年から実施 されているものです。 ■主催:エコプロダクツ大賞推進協議会 後援:財務省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省 |
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