ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2017-01-13 00:18:16 |
プレスリリース 大井川鐵道株式会社
URL : http://www.oigawa-railway.co.jp Facebook : https://www.facebook.com/oigawa.railway Twitter : https://twitter.com/daitetsuSL 2017年1月11日 2017年3月11日(土) 大井川鐵道井川線、実に922日ぶりの全線開通へ 大井川鐵道井川線(愛称 南アルプスあぷとライン 千頭<静岡県川根本町>〜井川<静岡市葵区>25.5キロ)は、2014(平成26)年9月2日、閑蔵駅付近で起こった土砂くずれのため同日より千頭〜接岨峡温泉<川根本町、距離15.0キロ>の折り返し運転をしておりましたが、おかげさまで復旧工事完了のめどがつき、来る2017(平成29)年3月11日(土)の初列車より千頭〜井川間にて平常運転を再開する運びとなりました。部分運休日数は合計921日。みなさまにはいましばらく「922日目の朝」をお待ちいただきたいと思います。詳細は以下のとおりです。 ●土砂くずれの経緯 2014(平成26)年9月2日、閑蔵駅(静岡市葵区)南およそ600m付近でくずれた土砂が線路を覆っているのを巡回中の係員が発見。当初、土砂はおよそ200立方メートルと見られたが、二次災害も想定されたことから復旧作業は慎重に進めなければならず、復旧までにおよそ2年半の期間を要することになってしまいました。 ●運転区間の相違 ┌─────┬─────────┬─────────┐ │ │ 3月10日(金)まで│ 3月11日(土)以降 │ ├─────┼─────────┼─────────┤ │運転区間 │ 千頭〜接岨峡温泉│ 千頭〜井川 │ │距離・駅数│ 15.5キロ 11駅 │ 25.5キロ 14駅 │ └─────┴─────────┴─────────┘ ●今回、開通する区間はおもしろいところがいっぱい〜再び鉄道名所をご覧いただくことができます 関の沢橋梁 駅間は尾盛〜閑蔵。川根本町と静岡市との境界、関の沢川にかかる橋梁。長さは114mですが、河床からの高さが70.8mで鉄道橋としては日本一。左右の車窓をゆっくりご覧いただけるよう井川行きのみ徐行運転をします 尾盛駅 人里離れたところに存在し、中には鉄道線だけでしか到達できない駅を「秘境駅」と呼びますが尾盛駅は常に秘境駅ランキングの上位に顔を出します。同駅には井川線を使うしか到達方法がなく、以前はダム・発電所建設の作業員宿舎があったとも言われていますが、今は駅周辺に人家はありません(所在川根本町犬間平成25年度の1日平均乗降人員は1名) 閑蔵駅〜井川駅 大井川鐵道で一番長い駅間(5キロ)井川に向かって進行方向右側、眼下に大井川のV字渓谷があり「東海の黒部」という人もいるほど 井川駅 終着駅井川は静岡県の普通鉄道の中で最も海抜の高い駅(686m)夏、金谷方面は暑くても井川まで行くとひんやり涼を感じます ●現在の運転区間にも見どころがたくさん アプト式鉄道(川根本町) 日本の普通鉄道の中で最急勾配区間(90/1000)となるアプトいちしろ〜長島ダム(1.5キロ)に採用された日本唯一の運転方式。2本のレールの間にあるラックレール(歯型レール)とアプト式電気機関車に装備されたラックホイール(歯車)とを噛み合わせながら急勾配を安全確実に運転します 奥大井湖上駅(川根本町) 接岨湖(長島ダム湖)に突き出した半島状の場所にある駅。俯瞰すると駅がダム湖にぽっかり浮かんでいるように見えます。さらに近年は恋人たちの聖地としても注目が高まりつつあります ●全線開通記念イベントを開催します (1)3月11日(土)、12日(日)の2日間は『SLフェスタin千頭』 井川線全線開通に合わせ千頭駅をメイン会場として大井川鐵道をより身近に感じていただくためのイベント「SLフェスタin千頭」を開催予定です。イベント内容の詳細は決まりしだいお知らせいたします。お楽しみに。 (2)3月18日(土)『全線開通記念式典』 当社をはじめ地元自治体様と共に3月18日(土)に開通記念式典を行う予定です。詳細は後日発表いたします。 |
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