ほりうち(ccbu8181) 2017-06-28 22:06:14 |
平成29年6月27日
東海旅客鉄道株式会社 東海道本線 岐阜駅 特急「ひだ」号のホーム反対側ドアの開扉について 1.発生日時 平成29年6月26日(月)10時09分頃 2.発生場所 東海道本線 岐阜駅構内 3.当該列車 下り特急「ワイドビューひだ」25号(大阪駅7:58発、高山駅12:23着、3両編成、乗車約30名) ※当該列車は、岐阜駅にて、下り特急「ワイドビューひだ」5号(名古屋駅9:39発飛騨古川駅12:42着、4両編成、乗車約50名)と併結し高山本線を運転する列車です。 4.概要 ・「ひだ」25号は、岐阜駅3番線ホームに到着後、車掌がドアを開扉しました。岐阜駅で降車されるお客様の降車終了後、ドアを閉扉し、入換作業により4番線ホームに移動しました。 ・その後、名古屋方から到着した「ひだ」5号と併合作業を行うため、ジャンパ線(※1)を連結したところ、ホームと反対側のドアが開扉しました。 ・反対側の5番線ホームにいた乗務員が異常に気付き、「ひだ」25号の車掌に連絡し、車掌は直ちに防護無線(※2)を発報して指令所に連絡しました。 ・指令所からの指示により、「ひだ」25号の運転士がドアを閉扉しました。(※3) ・当該車両(3両)の運転を取りやめ、お客様には高山方の4両にご乗車いただきました。 ※1:車両間でドアやブレーキなどの制御回路を動作させるための引通し線をまとめたもの。 ※2:運転台に設置しており、乗務員が扱うことにより、付近の列車に緊急を知らせ、付近の列車の運転士は非常停止手配を行います。 ※3:お客様のホーム反対側への転落や降車はなく、お怪我はありませんでした。 <これに伴う列車影響> 【遅れ】 上下計13本(下り7本、上り6本) 41分〜6分 【影響人員】 約2,200名 5.原因 ・「ひだ」25号と「ひだ」5号を併合しジャンパ線を連結している最中に、ATS(自動列車停止装置)の電源を投入した際、ジャンパ線同士の端子の一部が接続されていない状態であったため、通常とは異なる回路に電気が流れ、「ひだ」25号の反対側のドアを開扉させる電気回路が構成されたためです。 6.対策 <暫定対策> ・ジャンパ線を使用しているキハ85系及びキハ11形を併合した後のATSの電源投入については、車両の併合及びジャンパ線連結作業が終了した後とします(6月27日より実施)。 <追加対策> ・同じ構造のジャンパ線を使用している、キハ85系及びキハ11形の端子について、接続性の改良工事を行います。工事期間は概ね6カ月程度を予定しています。 |
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