ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2017-08-17 20:46:14 |
平成29年8月17日
米子支社 天と地の恵みにつつまれる旅へ。 列車名 「あめつち」 〜天地(あめつち)の初発(はじめ)のとき. ■「あめつち」=漢字では「天」と「地」と書きます。 ■山陰地方を舞台にした神話が多く書かれている古事記の、「天地(あめつち)の初発(はじめ)のとき」という書き出しに由来し列車名としました。 コンセプト 「ネイティブ・ジャパニーズ」 ■山陰地方は、豊かな自然はもちろんのこと、神社、お酒、歌舞伎、相撲など、日本文化の様々なルーツがあるとされ、また多くの神話が誕生した地です。 ■この自然や日本のルーツを、「ネイティブ・ジャパニーズ」というコンセプトで車両にデザインし、山陰ならではの「古くて新しい日本」を発見していただく旅を演出します。 サービス ■車内では、山陰の豊かな自然の中で育まれた地産品や地元に因んだお食事、お飲物などをご提供します。 ■日本海や大山の雄大な景色や宍道湖の夕陽などは徐行運転をして美しい景色をお楽しみいただきます。 ■演出やイベントの企画には地元の皆様のご協力も得ながら「山陰色」が豊かなものにしたいと考えています。 車両外装イメージ ■車体全体の「紺碧(こんぺき)色」は、山陰の美しい空や海を表現しています。 ■車体側面下部の「銀色」の帯模様は、山陰の美しい山並みと、たたら製鉄に因み日本刀の刃文(はもん)を表現しています。 ■全体をメタリックな色彩で仕上げ、神々しい雰囲気を表現しています。 車両内装イメージ ■因州和紙をランプシェードのように用い、光を演出します。 ■内装の一部には鳥取県産の智頭杉や島根県産の松を使用します。 ■青色は豊かな日本海の色を表しています。 ■緑色は神々しい山の色を表しています。 ■木目調のパネルを多用して白木の質感を表現しています。 ■石州瓦の素材でできたタイルを使用します。 ロゴデザインについて コンセプト 「天」に対して光の放射状の縦ライン、 「地」に対して海の横ラインを対照的に見せるデザインです。 デザインのモチーフ 天つ神々・太陽 七つの八雲 金鵄(日本神話に登場する金色のトンビ) 山・海 白兎ワニ(鮫) 文字要素 日本語表記:天地/あめつち 英語表記: AMETUCHI(デザインの都合上、「TU」は訓令式を採用) 監修・デザイン協力 コンセプトワーク・総合ディレクション・監修 映画監督・錦織良成 氏 【プロフィール】 1962年島根県出雲市出身。1996年劇場映画「BUGS」で監督デビュー。1999年「守ってあげたい!」脚本・監督。2002年「白い船」脚本・監督同年ミニシアター邦画全国興行成績第1位。2003年「ハート・オブ・ザ・シー」監督。2005年「ミラクルバナナ」脚本・監督。2008年「うん、何?」脚本・監督。2010年「RAILWAYS-49歳で電車の運転士になった男の物語」脚本・監督 仏KINOTAYO映画祭最高賞受賞。2011年「わさお」監督。2013年「渾身」脚本・監督第36回モントリオール世界映画祭正式招待。2016年「たたら侍」モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門最優秀芸術賞受賞。オリジナルの企画、脚本による劇場映画作品を全国公開へと繋げる数少ない映画監督の一人。何気ない日常をとらえる描写力と柔らかな映像美に定評がある。 車両デザインの色彩を担当 アニメーション美術監督・吉田昇 氏 【プロフィール】1964年、島根県松江市出身。「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」「借りぐらしのアリエッティ」の美術監督を務める。その他、スタジオジブリ作品を数多く担当する。 【起用理由】 山陰の美しい自然と神秘の世界観を列車で表現するにあたり、山陰出身のアーティストを起用し、チーム山陰でつくりあげていきたいと考えました。映画監督の錦織良成氏は、島根県出身であり、その作品は一畑電鉄、隠岐古典相撲、たたら製鉄、神話といった山陰ゆかりの題材で日本の原風景、心、ひととの絆を描かれています。観光列車の世界観をつくっていく上で、大変ふさわしい方だと考えています。 吉田氏もまた島根県出身であり、参加しているスタジオジブリの作品には神話や森、日本の原風景をテーマにした表現が多くあります。吉田氏ならではの感性を加えることで、今回の観光列車から世界観がより味わい深く伝えられると考え、このたび、おふたりにご協力いただきました。 チーム山陰によって、どう山陰の美しい風景と神話の魅力がアレンジされ、どんな列車が出来上がるのか、ぜひご期待ください。 |
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