ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2017-08-15 23:07:59 |
2.経緯
優先交渉権者選定までの主な経緯は以下のとおりである。 実施方針の公表 平成28年 7月 8日 特定事業の選定及び公表 平成28年 9月 6日 募集要項等の公表 平成28年 9月 6日 第一次審査書類の提出期限 平成28年12月 9日 第一次審査結果の通知 平成29年 1月20日 競争的対話等の説明会 平成29年 2月 1日 競争的対話の終了宣言及び提案書の提出要請 平成29年 5月26日 第二次審査書類の提出期限 平成29年 6月 9日 優先交渉権者の選定及び公表 平成29年 7月26日 3.優先交渉権者選定方法 (1)選定方法の概要 本事業では、応募者との対話により要求水準書等の詳細を調整する場合があることから、公募型プロポーザル方式を採用し、提案を総合的に評価した。優先交渉権者の選定は、参加資格要件の充足及び本事業の事業方針等を審査し、第二次審査参加者を選定する「第一次審査」と、第二次審査参加者との競争的対話を踏まえ、具体的な事業施策、事業計画等を審査し、優先交渉権者を選定する「第二次審査」の二段階に分けて実施した。 (2)優先交渉権者の選定の体制 国は、優先交渉権者を選定するにあたり、高松空港優先交渉権者選定に係る審査委員会(以下「審査委員会」という。)を設置し、審査委員会における評価を受けて、第二次審査参加者並びに優先交渉権者及び次点交渉権者を選定した。 審査委員会のメンバー及び開催経緯は次のとおりである。 <審査委員会のメンバー> 委員長 加藤 一誠 慶應義塾大学商学部教授 委員 大橋 弘 東京大学経済学研究科教授 委員 鎌田 裕美 淑徳大学経営学部観光経営学科専任講師 委員 橋 玲路 アンダーソン・毛利・友常法律事務所弁護士 委員 鵜川 正樹 青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科特任教授 公認会計士 委員 石原 俊輔 四国経済連合会専務理事 委員 香川県副知事 委員 国土交通省航空局航空ネットワーク部航空ネットワーク企画課長 <審査委員会の開催経緯> 第1回 委員会 平成28年 8月31日 第2回 委員会 平成28年12月26日 第3回 委員会 平成29年 1月10日 第4回 委員会 平成29年 6月19日 第5回 委員会 平成29年 7月 6日 第6回 委員会 平成29年 7月13日 (3)第一次審査 第一次審査は、第一次審査参加者の中から第二次審査参加者を選定するものである。 第一次審査は次のとおり実施した。 <第一次審査参加コンソーシアム> STMJ(以下「コンソーシアム A」という。) 代表企業 清水建設株式会社 コンソーシアム構成員 東京建物株式会社 三菱UFJリース株式会社 株式会社日本空港コンサルタンツ 高松空港 ORIGINALSグループ(以下「コンソーシアム B」という。) 代表企業 オリックス株式会社 コンソーシアム構成員 株式会社経営共創基盤 日本工営株式会社 日揮株式会社 綜合警備保障株式会社 高松商運株式会社 三菱地所・大成建設・パシコングループ(以下「コンソーシアムC」という。) 代表企業 三菱地所株式会社 コンソーシアム構成員 大成建設株式会社 パシフィックコンサルタンツ株式会社 シンボルタワー開発株式会社 日本アジアレグザム丸紅グループ(以下「コンソーシアムD」という。) 代表企業 日本アジアグループ株式会社 コンソーシアム構成員 株式会社レグザム 丸紅株式会社 国際航業株式会社 JAG国際エナジー株式会社 大和ハウス工業株式会社(以下「E」という。) 香川・四国・せとうちの未来を創るコンソーシアム(以下「コンソーシアムF」という。) 代表企業 穴吹興産株式会社 コンソーシアム構成員 株式会社穴吹ハウジングサービス 株式会社合田工務店 高松琴平電気鉄道株式会社 株式会社百十四銀行 株式会社香川銀行 日本空港ビルディング株式会社 双日株式会社 株式会社日本政策投資銀行 @資格審査 国は、第一次審査書類に含まれる資格審査書類について、募集要項に示す参加資格要件を充足しているかどうか審査を行った結果、全コンソーシアムにおいて参加資格要件を満たしていることを確認した。 A提案審査 第一次審査参加者が提案する本事業に関する基本的な事業方針が適切なものとなっているかどうかについて審査を行った。 審査委員会は、第一次審査書類に含まれる提案審査書類について協議及び平成28年9月6日付の高松空港特定運営事業等優先交渉権者選定基準(以下「選定基準」という。)に従い採点を行い、得点案を作成し、国に報告した。 B提案審査における審査基準 A)提案項目 審査提案書類における提案項目、審査のポイント及び対応する様式は、選定基準に記載のとおりである。各提案項目は、対応する様式について、関連する様式との整合性を踏まえて審査した。 B)得点案の計算方法 提案項目の配点は、選定基準に記載のとおりである。審査委員が審査を行うにあたっては、提案項目ごとに審査のポイントに挙げた事項を考慮し、その提案が優れていると認められるものについては、その程度に応じて得点を与えた。 審査委員会は、審査委員が採点した各提案項目の得点のうち最高点及び最低点を除いたものの平均点を当該項目の点数として算出し、審査委員会は算出された点数を合計することにより得点案を作成した。 C審査委員会の採点結果 審査委員会は、次のとおり第一次審査参加者の得点を決定した。 ┌─────────────────┐ ┌─────────────┤ コンソーシアム │ │ 項目 │ A │ B │ C │ D │ E │ F │ ├─────────────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┤ │1.全体事業方針 ┌──┬──┬──┬──┬──┬──┤ │ 全体事業方針 │ 4.3│ 4.6│ 4.1│ 4.3│ 2.8│ 4.6│ ├─────────────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┤ │2.将来方針 ┌──┬──┬──┬──┬──┬──┤ │ 空港活性化方針 │ 7.8│ 8.6│ 7.8│ 5.8│ 5.0│ 8.0│ │ 設備投資方針 │ 2.8│ 4.6│ 4.5│ 4.0│ 2.6│ 4.0│ │ 安全・保安に関する方針 │ 3.0│ 4.3│ 4.0│ 3.6│ 2.3│ 4.0│ ├─────────────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┤ │3.提案事業方針 ┌──┬──┬──┬──┬──┬──┤ │ 提案事業方針 │ 3.5│ 3.1│ 3.5│ 3.8│ 2.0│ 4.1│ ├─────────────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┤ │4.収支計画、事業継続及び実施体制┬──┬──┬──┬──┬──┤ │ 収支計画及び事業継続方針│ 3.8│ 4.3│ 3.8│ 2.1│ 2.8│ 4.1│ │ 実施体制 │ 3.3│ 4.1│ 3.5│ 3.1│ 2.6│ 4.0│ ├─────────────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┤ │5.職員の取扱方針 ┌──┬──┬──┬──┬──┬──┤ │ 職員の取扱方針 │ 3.0│ 4.8│ 4.1│ 4.1│ 2.6│ 4.6│ ├─────────────┴──┴──┴──┴──┴──┴──┤ │6.運営権対価 ┌──┬──┬──┬──┬──┬──┤ │ 運営権対価 │ 2.2│ 5.0│ 1.1│ 2.5│ 0.8│ 2.2│ └─────────────┼──┼──┼──┼──┼──┼──┤ 合計│33.7│43.4│36.4│33.3│23.5│39.6│ └──┴──┴──┴──┴──┴──┘ D第二次審査参加者の選定 国は、審査委員会から報告を受けた得点案をもとに、コンソーシアム B、コンソーシアム C、コンソーシアム Fを第二次審査参加者として選定した。 |
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