NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.2829 【長良川】ながら2次車「川風」を来春導入
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2017-11-28 20:41:16
                           平成29年11月24日
                          長良川鉄道株式会社

       新しい観光列車「ながら」の導入について

1.新たな観光列車「ながら」導入の背景
(1)現 状
・少子高齢化、モータリゼーションの進展等の中で、通勤・通学利用客の減少
・老朽化が進む施設・設備の更新経費の増加による経営圧迫

(2)課 題 
・経営基盤の強化が急務
・輸送人員の確保に向けた県内外の旅客の取り込みの強化
・経験価値を求める旅行スタイルなど観光ニーズの多様化を踏まえた対応の推進
・従来のシニア層(特に女性)に加え、ファミリー層の取り込みが必要

2.新たな観光列車「ながら」整備の基本的考え方
 長良川鉄道沿線の四季折々の自然、原風景、伝統文化、食文化等を列車の中で楽しみ、そこでしか味わえない感動を共有できる列車とし、客の満足度、経験価値を最大限に高める列車とする。
 その運行形態は、地域の里の幸、山の幸、川の幸を弁当形式(そこでしかない、その時しかない)で届ける列車とすると同時に、列車内で結婚式、ダンス、講演等のイベント開催やコタツ列車の運行も想定
 これは、リーズナブルな料金で多面的に楽しみたいというニーズへの対応を図るものであり、マーケティング戦略の一つである。
 また、既存の観光列車「ながら」(鮎・森)が故障した場合のバックアップ機能も果たす。

3.新たな観光列車「ながら」の愛称
 観光列車「ながら」のバージョン2とし、愛称を「川風」(四季折々の長良川のそよ風を五感で楽しみながらの旅をイメージしてネーミング)とする。

4.新たな観光列車「ながら」(川風)の特徴等
(1)車両整備
 既存のベンチ式の車両を観光中心の多目的車両に整備(車両運用の関係により通勤通学等の一般車両としても運行)  食事提供座席数は26席

(2)新たな観光列車「ながら」(川風)の外装色
 従来の観光列車「ながら」と同じく、沿線の自然(緑色)、長良川(水色)、冬の景色(白色)等とコントラストをなすロイヤルレッドとする。赤色は、赤は火や太陽のような強いエネルギーを表す色であり、力強い生命力を感じ、躍動感があり、重厚なイメージがある。

(3)新たな観光列車「ながら」(川風)の内装等
 内装は、外装とコントラストをなす白を基調とし、清涼感、清潔感を演出
 動く物産館(沿線市町の伝統工芸品を陳列)を設置
 取り外し可能な対面式のテーブルを設置(テーブルを取り外した場合は列車内でのイベントが可能)

5.新たな観光列車「ながら」(川風)の乗車料金
 今回の観光列車は、下りが地域の旬の食等を提供する弁当形式、上りは沿線のお酒を提供する「ほろ酔い列車」とする。提供金額はいずれも運賃込みで6千円を予定。
 食事、お酒の提供がない場合は、通常運賃の他整理券300円を徴収予定。但し、通勤通学等一般車両として運行(原則として「ゆら〜り眺めて清流列車」は除く)の場合は整理券300円を徴収しない。

6.新たな観光列車「ながら」(川風)の発着駅・時刻
 ・下り → 関駅(12時台発)〜 郡上八幡駅
 ・上り → 郡上八幡駅(16時台発) 〜 美濃太田駅

7.新たな観光列車「ながら」(川風)の年間運行予定回数
 運行回数は原則週1回(土曜日予定)、ゴールデンウイーク、夏休み、春休み等は別途検討。また、月2回程度の貸切運行も予定。年間の通常運行日は50日程度

8.今後の主なスケジュール
@ 新たな観光列車「ながら」(川風)の運行開始予定日
 平成30年4月18日(水)
A 新たな観光列車「ながら」(川風)の乗車予約申し込み開始時期等
 4月、5月運行分は平成30年3月1日受け付け開始、それ以外は運行月の2か月前の初日受け付け
B クラウドファンディング
 車両改造費の財源確保のためにクラウドファンディングを12月1日から開始
C 弁当等の提供店の公募
 平成29年11月24日(金)から平成29年12月22日(金)まで


【長良3】コンセプト

長良3号は。

懐かしくて古い通勤通学車両が、懐かしくて新しいモダンな通勤通学とレストラン車両に変身します。

通勤通学の移動空間がより楽しい、より居心地良い車内になり、移動する沿線の景色や文化を享受できる時間と空間を作ります。

通勤、通学は毎日の旅。その小さなそれぞれの「旅を遊び、旅に学ぶ」そんな豊かなコミュニケーションが自然に生まれる、公共の移動空間が通勤通学の舞台になります。

昼間は観光列車・レストランカーに変身して二毛作ができればうれしいことです。

長良3号は美しく清らかで心地良い水と風を感じながら走る車両をイメージし「川風」とネーミングしました。

車内の天井・壁は白を基調した明るく健康的な色彩計画。床は天然木を細かく組み合わせた寄木仕上げです。シート・ソファーの張地は白のレザーを使い今までにないカラーコーディネイトでモダンなカッコイイ車内が生まれます。外観は長良1、2、と同じロイヤルレッド色です。

*レストランカーで使用の場合は26人分のテーブルが取り付けられレストランカーに変身します。

                         2017年11月20日
                      株式会社ドーンデザイン研究所
                          水 戸 岡  鋭 治
撮影日:
撮影場所:
キャプション: テーブル設置時
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キャプション: テーブル取外し時
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キャプション:
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画像サイズ: 911×643(35%表示)
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撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 912×644(35%表示)