NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.5593 (Re:5592) 【JR西】大阪駅西地区 大阪駅直結の大型複合開発が始動
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-12-11 23:03:51
                              2019年12月11日
                        日本郵便株式会社
                        西日本旅客鉄道株式会社
                        大阪ターミナルビル株式会社
                        株式会社JTB


         大阪駅西地区の開発計画について
       〜大阪駅直結の大型複合開発が始動します〜


 日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 横山 邦男)、西日本旅客鉄道株式会社(大阪府大阪市北区、代表取締役社長 長谷川 一明)、大阪ターミナルビル株式会社(大阪府大阪市北区、代表取締役社長 井上 浩一)および株式会社JTB(東京都品川区、代表取締役 社長執行役員 橋 広行)は、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区を開発することを決定しましたので、お知らせいたします。
 本計画は、回遊性の高い歩行者ネットワークを整備することにより、JR大阪駅北側エリアなど、周辺との新たなつながりを形成するほか、基準階貸室面積が約4,000u(約1,200坪)の西日本最大級のオフィスや、商業施設と席数約1,200席の劇場を設けることで、商業、文化のにぎわいのある街並みを形成します。
 あわせて、客室数約400室・バンケット施設も有するホテル機能を導入し、2025年の大阪・関西万博に向けてさらに高まる需要への対応を図ってまいります。

1 本計画の特徴
(1)大阪駅直結となる抜群のアクセス
 計画地は、大阪駅直結という抜群のアクセスにあり、新たな歩行者ネットワークと広場空間を整備することで、人々が集う新たなにぎわいの拠点を目指します。
 ・JR高架下貫通通路により、JR大阪駅に将来整備される新改札口と直結します
 ・西梅田地区と大阪駅を結ぶガーデンアベニュー(地下通路)に直結します。
 ・2階レベルに整備する歩行者デッキにより、JR大阪駅(サウスゲートビルディング)と直結します。
 ・敷地周辺に快適な歩道空間を整備します。
 ・敷地南東部等に、にぎわい形成の核となる広場空間を整備します。

(2)複合用途の連携による新たな魅力の創出
 オフィス、商業、劇場、ホテル、これら4つの機能が連携することにより、新たな付加価値の提供を目指します。
 なお、それぞれの機能については、以下のとおり計画しています。

ア 「多様なニーズに対応したオフィス空間」と「オフィスワーカーの『ウェルネス』を支援する空間」の導入
 建物中層部には基準階貸室面積が約4,000u(約1,200坪)と西日本最大級のオフィス空間を設け、分散しているオフィスを集約することによる業務効率向上など、大規模スペースのニーズに対応しています。また、最小約120u(約36坪)のオフィス空間を設け、小規模スペースのニーズにも対応しています。
 一日の大半を過ごすオフィスワーカーに、心身ともにリラックス・リフレッシュしていただくための空間(カフェテリア、屋上リフレッシュガーデン、ラウンジetc.)をご提供していく予定です。

イ 4層吹抜けのアトリウムを活用した「感動的な商業空間」の創出
 商業施設の中心部には4層吹抜けのアトリウムを設け、その周囲に商業施設を配置することにより、さまざまな人が行き交い、くつろぎ、交流できるにぎわいある商業空間づくりに取り組みます。
 また、旧大阪中央郵便局舎の歴史やJR大阪駅周辺の街の記憶を継承するため、アトリウムに面して旧局舎の一部(かつてのロビー部分を含む正面側)を保存・移設し、一体的な活用を行うことで感動的な空間を創出します。

ウ 「新たな関西文化の発信と創出に寄与する劇場機能」の整備
 大阪駅前に新たなエンターテインメント空間が生まれます。座席数は約1,200席で、国内外の芸術性の高い演目や、新たな関西文化の発信と創出に寄与する多様な演目を上演していく文化拠点が登場します。
 なお、劇場運営は大阪で30年の運営経験を誇る株式会社MBSメディアホールディングスが担う予定です。

エ 「MICE注1ニーズに対応した宿泊機能」の導入
 建物高層部にハイグレードなホテル機能を導入します。客室はラグジュアリーなホテルにふさわしい上質さと広さを備え、室数も約400室を有し、大阪の新たなホテルシーンを創出します。また、低層部にはバンケットフロアを設け、劇場との一体的な利用や、多様なMICEニーズにも対応でき、さまざまなシーンでご利用いただけます。

オ 地球環境への配慮
・屋上緑化や地域冷暖房の導入等により、環境負荷の軽減に取り組みます。
・「CASBEE大阪みらい」注2のSクラス評価の取得を目指します。

カ 防災性の確保
・非常時には、地下1階と1階の商業空間内のオープンスペースを、帰宅困難者を一時的に受け入れるスペースとしてご用意するほか、防災倉庫などを確保することで、西梅田のまちの防災機能の向上に取り組みます。
・電気室などの重要な機械室を建物上部に配置することで、水害時に建物機能を維持するとともに、72時間運転可能な非常用発電機の設置により停電時にも対応できる計画としています。

2 フロア構成イメージ
  ホテル        :  29〜38階
  オフィス       :  11〜27階
  オフィスサポート   :     9階
  ホテル(バンケット) :   7〜 8階
  劇場         :   5〜 8階
  商業         :地下1階〜6階
  駐車場        :地下 2・ 3階
  ※10、28、39階は機械室階

3 計画建物概要
・計 画 名 称 : 梅田3丁目計画(仮称)
・所  在  地 : 大阪府大阪市北区梅田三丁目2番4号他
・敷 地 面 積 : 約 12,920u
・延 床 面 積 : 約227,000u
・事務所貸室面積 : 約 68,000u(約20,570坪)
・商業貸室面積  : 約 16,000u(約 4,840坪)
・階    数  : 地上39階、地下3階、塔屋2階
・用    途  : 事務所、商業施設、ホテル、劇場
・高    さ  : 約188m
・工 期(予 定): 2020年7月 解体工事着手
           2020年9月 新築工事着手
           2024年3月 竣工
・事  業  者 : 日本郵便株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、
           大阪ターミナルビル株式会社および株式会社JTB

 ※今後の検討に伴い、変更する場合があります。 
 ※本開発は、日本郵政不動産株式会社がプロジェクトマネジメントを行います。 

4 位置図
5 外観イメージ
 *伊藤注:添付画像をご覧下さい。
  別紙のとおり 


注1:MICEとは、企業などの会議(Meeting)、企業などの行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会などが行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称。

注2:CASBEE大阪みらい(大阪市建築物総合環境評価制度)とは、建築物の環境性能を評価する指標の一つで、Sランクはその最高ランク。
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