ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-12-09 23:40:55 |
2020年12月9日
東海旅客鉄道株式会社 東海道新幹線の雪害対策における 新型スプリンクラーによる散水の試行について 東海道新幹線では、冬季期間、列車の走行により舞い上がった雪が車両床下に付着し、塊となって線路に落下して、バラストを跳ね上げることで、車両床下の機器を破損することを防ぐため、速度を落として運転する場合があります。 お客様に安全かつ安定した輸送を提供できるよう、今年度は既存の対策(※)に加えて、以下の新型スプリンクラーによる散水を試行しますので、お知らせします。 ※既存の対策は、参考1,2をご参照ください。 ○新型「エゼクタノズル・スプリンクラー」について (1)概要[別紙] ・東海道新幹線では、レール近傍の雪が列車の走行風で舞い上がり、車体に付着するのを防ぐため、スプリンクラーで散水し雪を濡らします。 ・この散水には、一般的な仕組みのスプリンクラーノズルを使用しておりますが、水の粒が大きく、水が雪の表面に留まらず、積雪内に沈下し入り込むため、特に氷点下の気象条件下では、散水しても、雪の表面全体に軽い雪が残り、それらの雪が列車風で舞い上がることで、新幹線車両に付着することがあります。 ・今回開発した「エゼクタノズル・スプリンクラー」は、ノズルに空気を送り込み、現行のスプリンクラーに比べ、水の粒の大きさ(直径)を平均11%程度小さくすることで、氷点下の気象条件下においても、雪の表面全体を濡らすことができ、列車風による雪の舞い上がりを起こりにくくします。 ・空気を送り込んで散水することで、使用する水の量を抑えることができます。 ◇線路延長20mあたり、1時間約100リットルの節水 ・エゼクタノズルを採用したスプリンクラーは、日本では初めての試みです。 (2)試行概要 ・試行期間 2020年12月〜2021年3月 ・試行場所 滋賀県米原市北方 ・試行延長 200m |
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