まるよし(cfcd3435) 2022-02-17 16:47:46 |
2022年2月17日
東海旅客鉄道株式会社 東海道新幹線車両における全般検査・台車検査の周期延伸について 東海道新幹線では、走行距離や期間に応じて車両の検査を計画的に実施し、安全で快適な車両を提供しています。また、安全性を高めた新型車両の積極的な投入や、走行中の車両データの監視体制の確立等により、車両故障の件数を減少させるとともに、故障の未然防止を図るなど、より高い信頼性を実現してきました。 このような高い信頼性が実現できたことを踏まえ、効率的な業務執行体制を構築する「業務改革」の一環として、最適な検査体制を目指し、全般検査と台車検査の検査周期を延伸すべく取り組みを続けてきました。この度、過去の検査・修繕実績ならびに実際に検査周期を延伸させた車両での検証により安全性を確認できたことから、これら検査の周期を延伸することとしましたのでお知らせします。 1.周期を延伸する検査の内容 全般検査:主要部品を取り外して、車両の細部全般にわたって行う検査 台車検査:台車を解体して、台車の細部全般にわたって行う検査 2.周期延伸に向けた取り組み(別紙1) これまで、新型車両の積極的な投入や走行中の車両データの監視体制の確立等による装置の信頼性・耐久性・保守技術の向上を進めてきました。 これを踏まえ、各装置の信頼性・耐久性を確認するための検証を実施しました。 ・過去3年分の検査・修繕実績の検証 ・実際に検査周期を延伸させた車両での検証 3.検査周期の変更(別紙2) ┌────┬───────────────────────────┐ │ │ 検査周期 │ │ 種類 ├─────────────┬─────────────┤ │ │ 従来 │ 今回 │ ├────┼─────────────┼─────────────┤ │全般検査│120万キロまたは36箇月以内 │160万キロまたは40箇月以内 │ ├────┼─────────────┼─────────────┤ │台車検査│ 60万キロまたは18箇月以内 │ 80万キロまたは20箇月以内 │ └────┴─────────────┴─────────────┘ 4.対象車両 N700S、N700A ※N700系にN700Aの機能の一部を追加した車両は除く 5.効果 ・検査周期の延伸により車両を営業運行に充当できる期間が増え、全体として車両運用に余裕が生じ、柔軟な車両運用が可能となります。 ・全ての車両に新しい検査周期が適用された際には、検査に必要な人員を減らすことができます。その他に、部品の交換数量が削減できること等によって、年間約40億円のコスト減少が見込まれます。 6.実施時期 令和4年4月 ※当面は令和4年4月以降に投入するN700Sに適用 その後、令和8年度末までに全てのN700S及びN700Aに適用予定 |
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