NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.8470 【東武】7/3-4 河川氾濫発生に備えた高架区間への車両避難を検証
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-06-25 03:17:48
TOBU NEWS RELEASE
東武鉄道株式会社

                          2022年 6月22日


 河川氾濫発生に備えた高架区間への車両避難を検証
    浸水対策を目的とした車両避難訓練を実施します

                             東武鉄道株式会社

 東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、2022年7月3日(日)の最終列車後に、東武スカイツリーライン、日光線および東武アーバンパークラインにおいて、浸水対策の一環として「車両避難訓練」を実施します。
 この訓練は、河川氾濫に関するハザードマップに基づき、浸水する可能性がある車両基地の車両を高架区間に避難させるもので、昨年に引き続き実施します。
 当日は最終列車運転後、あらかじめ策定した避難計画案に基づき、車両を車両基地から非浸水エリアである高架区間に移動させる訓練を実施するほか、乗務員の手配や連絡体制の確認を行います。
 当社では、気候変動リスクに備え、被害を最小限に抑制して早期に復旧対応を行えるように定期的に訓練を実施するとともに、社員一人ひとりのさらなる知識・技能の向上を図り、安全意識の高揚に取り組んでまいります。
 詳細は別紙のとおりです。


別紙
            車両避難訓練 概要

1 日  時
 2022年7月3日(日)最終列車後〜7月4日(月)始発列車前

2 場  所
 東武スカイツリーライン、日光線および東武アーバンパークラインの一部区間

3 訓練内容
(1)車両基地から非浸水エリアの高架区間への車両移動(回送列車8本運転予定)
(2)車両避難に伴う乗務員の避難訓練
(3)車両避難に伴う連絡体制の確認以上

<参考>
             その他の浸水対策

1 東武鉄道ハザードマップの作成
 2019年10月に発生した「令和元年東日本台風」の被災地域を中心とし、国や自治体が公開している「洪水浸水想定図(ハザードマップ)」を基に当社沿線に合わせて調査・整理することで、レールの高さと浸水深との関係性を把握し、設備被害想定、豪雨時の点検ルート確認、浸水対策検討、台風接近時の保守用車両の配備計画、新規設備設置場所の検討等に活用しています。

2 浸水深マーキング
 東武鉄道ハザードマップの情報に基づき、鉄道の電路柱に浸水深のマーキングを進めています。これにより、従業員が現地にて周辺の浸水レベルを容易に確認できる環境が整備されるほか、今後施設の更新を行う際のかさ上げの目安に活用していきます。
3 施設かさ上げ
 浸水が想定される場所や実際に浸水した場所の鉄道用変電所について、更新改良工事等の計画にあわせて施設のかさ上げを実施しています。

                                  以 上
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