NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.878 (Re:29) 【国土交通省】羽田空港機能強化に関する結果概要など 
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2016-04-20 21:04:16
[出典:国土交通省ホームページ]
国土交通省                            PressRelease
MinistryofLand,Infrastructure,TransportandTourism

                              平成28年4月19日
                              航   空   局

    羽田空港機能強化に関する説明会(第2フェーズ)の結果概要
         及び環境影響に配慮した方策の検討



 国土交通省においては、羽田空港機能強化方策の具体化に向け、より多くの方に幅広い理解を頂くため、説明会を開催し、今般、説明会の結果概要を取りまとめました。今後は、説明会で頂いたご意見等も踏まえ、夏までに環境影響に配慮した方策を策定する予定です。そのうち、南風時新飛行経路の高度引き上げを先行して検討した結果、新飛行経路案を一部修正することといたします。


1.説明会(第2フェーズ)の結果概要
 国土交通省においては、関係自治体の協力も得ながら、昨年7月から9月に開催した第1フェーズの説明会に続き、第2フェーズの説明会を昨年12月11日から本年1月31日(のべ47日間)に東京都、神奈川県、埼玉県の18会場で、オープンハウス型で開催し、約5,100人の方にご来場頂きました(その他、羽田空港の常設パネル、特設ホームページ、特設電話窓口、ニュースレター等の多様な手法を活用し、幅広く情報提供や意見等の聴取を実施)。
 第2フェーズでは、第1フェーズで頂いた意見等から明らかになった課題に対応するため、
 @ 何故このような飛行経路の見直しが提案されているのか等について、他の選択肢が見当たらないことも含めて、より詳しく情報提供
 A 実際に近い形で飛行機の見え方や音を体験できるコーナーを設置
 B 騒音対策、安全対策について方向性を提示      等
させて頂きました。
 その結果、2月29日までに総数約4,500件の多様な意見を頂き、意見要旨として、別紙1のとおり内容や趣旨ごとに分類・整理させて頂きました。

※オープンハウス型…説明パネル等の展示と併せ、担当者が参加者の質問等に対して説明させて頂くとともに、意見等を伺う形式

 なお、これまで説明会等で提供させて頂いた情報や住民の方から頂いた意見・質問等については、引き続き、特設ホームページ、ニュースレター等を通じ、住民の皆様と幅広く共有させて頂くこととしております。

2.環境影響に配慮した方策の検討
 今後は、説明会で頂いた住民の皆様の声も踏まえ、夏までに環境影響に配慮した方策を策定する予定としております。具体的には、別紙2のとおり、騒音影響を軽減する飛行経路の運用方法の工夫、より静かな航空機の使用などの環境対策、落下物対策を含めた安全対策など、多面的に検討してまいります。
 そのうち、飛行経路案の一部修正は、広範に影響が及ぶため他の方策に先行して検討を行いました。具体的には、新飛行経路の運用方法の工夫の1つとして、南風時の新飛行経路案については、説明会での住民の皆様からのご意見等を踏まえ、陸域全体への騒音影響を小さくするとともに、周辺の飛行場に離着陸する航空機との安全間隔を確保する観点から、更なる検討を行いました。その結果、別紙3のとおり、悪天候時以外には到着経路の進入を開始する高度を引き上げるとともに東側に移設する等、現在お示ししている南風時の新飛行経路案を一部修正することといたします。
 こうした環境影響に配慮した方策についても、より多くの方々にご理解頂けるよう、努力してまいります。

                                      以上

【特設ホームページ「羽田空港のこれから」】
 URL:http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/index.html

【特設電話窓口】
 電話番号:0570-001-160(IP電話からは、03-5908-2420)
 受付時間:平日9:30〜18:00


別紙1
 ※伊藤注:「皆さまから寄せられたご意見 〜意見要旨〜」は省略します

別紙1(参考)

第2フェーズの結果概要について

○昨年12/11〜1/31(のべ47日間)に東京都、神奈川県、埼玉県の18会場で住民説明会を実施。いただいた意見は、内容や趣旨ごとに分類・整理した上で公表予定(4月中旬)。
○特に第2フェーズでは、国、関係自治体が連携し、ホームページ、広報紙に加え、新聞広告等で広報を強化。説明会のほか、特設ホームページ、特設電話窓口、ニュースレター等を通じ、幅広く情報提供や意見等の聴取を実施。

 【参考】説明会来場者数約5,100人、意見数約4,500件
 (第1フェーズとの合算)説明会来場者数約11,000人、意見数約10,500件

結果概要

羽田空港機能強化の必要性・実現方策について
◆羽田空港の国際線増便について、引き続き高い関心が示された。
 (国際競争力の強化、地方の活性化、訪日外国人への対応、利便性等)
◆また、何故このような飛行経路の見直しが提案されているのかについて、他の選択肢が見当たらないことも含めて、深く知っていただいた。

環境や安全への配慮、対策の要望について
◆詳細なルート図を提示するとともに、実際に近い形で飛行機の見え方や音を体験していただくことで、影響の程度がよく分かったとの声をいただいた。
◆騒音や安全性への配慮を求める声や、具体的な対策を要望する声もいただいた。
・運用上の工夫  「高度を出来る限り引き上げてほしい」、「運航頻度を少しでも下げてほしい」等
・音に関する対策 「航空会社に対し、より静かな航空機の運航を促してほしい」、「騒音が心配な地域では、防音工事を実施してほしい」等
・安全対策    「外国航空機を含めた安全対策を強化してほしい」、「落下物について万全の対策を講じてほしい」等

 ⇒今後も、より多くの方々に知って頂けるよう、総合的なコミュニケーションに取り組んでいく。


別紙2

環境に配慮した方策の検討の方向性

飛行経路の運用方法の工夫
 ├◆騒音影響の軽減方策
 │ ・南風時新飛行経路の高度引き上げ(経路の一部修正含む)等
 └◆北風時の新出発経路に係る運用時間の後ろ倒し等

環境対策
 ├◆より静かな航空機の使用
 │ ・空港使用料体系の見直し 等
 ├◆防音工事
 └◆その他
   ・騒音測定の充実
   ・運用情報等の分かりやすい情報提供
   ・市民窓口の設置          等

安全対策
 ├◆外国航空機を含めた安全対策
 └◆落下物対策         等
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