ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-12-23 22:53:24 |
2020年12月23日
東海旅客鉄道株式会社 在来線 車掌訓練装置の取替に伴う機能向上について 当社では安全確保のため、乗務員に対して教材を用いた知識面での教育を実施するとともに、実際の車両や訓練装置を用いた実践的な訓練を実施しています。 このたび、車掌訓練装置の取替にあたり、実際の乗務で起こり得る様々な事象について、複数の事象を輻輳して発生させる機能等を向上させることで、ホーム上の安全確保について、車掌の対応能力の向上を図ります。 1.機能向上の概要(別紙1・2) (1)実践的で複雑な異常時の再現 実際の乗務における様々な異常時を模擬した訓練シナリオ内に、実際の乗務で起こり得るお客様の転倒等の動きのある事象やホーム可動柵等の新たな事象を追加するとともに、訓練シナリオ内で最大4種類の事象を輻輳して発生させる機能を充実させます。これにより、複雑な状況を再現でき、実践的で効果的な訓練を行うことで異常時対応力の向上を図ることができます。 (2)車内モニター、無線機の設置 車掌が乗務する後部運転台に実際の車両を模擬した車内モニターや無線機を設置することで、よりリアルな環境で訓練を行うことができるようになります。 (3)模擬ホーム可動柵の設置 2021年3月に金山駅へ導入を予定しているホーム可動柵の模擬装置を新たに設置することで、ホーム可動柵の取扱いに関する実践的な訓練を行うことができるようになります。 (4)録画機能の追加 録画機能を新たに追加することで、訓練受講者が訓練指導者とともに自らの訓練の様子を映像で振り返ることができるようになります。 2.導入箇所 在来線乗務員職場:11箇所 ※ホーム可動柵に関する事象の追加や模擬ホーム可動柵の設置は、4箇所のみ。 3.導入時期 2021年1月までに全箇所に導入 4.設備投資額 約4億円 |
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