ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-12-19 20:02:23 |
2020年12月18日
官民連携による水辺整備として東京都内で初受賞! 浅草・東京スカイツリータウン(R)エリアにおける「北十間川かわまちづくり」が 国土交通省令和2年度「かわまち大賞」を 受賞しました! 墨 田 区 東武鉄道株式会社 墨田区および東武鉄道(本社:東京都墨田区)では、浅草と東京スカイツリータウンを結ぶにぎわいのある水辺整備を推進してきましたが、今般、両者が連携してすすめた「北十間川かわまちづくり」が、国土交通省が主催する令和2年度「かわまち大賞」において大賞を受賞しました。東京都内の取組みで同大賞を受賞するのは初めてとなります。 「かわまち大賞」とは、「かわ」が有する地域特有の魅力を活かし、官民が連携し「まち」と一体となったソフト・ハード施策を実施し、水辺空間の質を向上させる「かわまちづくり」の中から、他の模範となる先進的な取組みを国土交通大臣が表彰し、全国に周知するものです。 墨田区および東武鉄道では荒川水系北十間川を中心としたエリアにおいて浅草・東京スカイツリータウンの2大観光拠点を有する本エリアの特性を活かし、官民連携により、水辺・鉄道高架下・道路・公園が隣接する立地を活かした一体的な空間づくりを実施しました。北十間川沿いに親水テラスを整備して賑わいの創出を図り、鉄道高架下には複合商業施設「東京ミズマチ R」を開業させたほか、隣接するコミュニティ道路と隅田公園の再整備も実施しました。さらに東武鉄道では隅田川橋梁に歩道橋「すみだリバーウォーク」を新設し、浅草寺〜北十間エリア〜東京スカイツリータウンを最短で結節する動線を整備し、観光回遊性向上に貢献しました。 同賞受賞にあたっては、「民間事業者の積極的な関与により官民が連携して水辺の利活用を考えた工夫あるハード整備を都心部において実現したこと」「観光拠点を結ぶ新たな動線や商業施設が生まれ、今後さらなる賑わいの創出が期待できること」「地区全体のデザインの指針を共有し、一体的空間を実現したこと」が評価されました。 東京ミズマチでは2021年1月9日にカフェやオープンスペースを併設する宿泊施設「WISE OWL HOSTES RIVER TOKYO」が開業するほか、北十間川では2021年3月から観光舟運活性化に向けた社会実験を実施する等、様々な取組みを進めています。今後も官民が連携し、本エリアを東京bPの観光スポットへと育ててまいります。 詳細は別紙のとおりです。 <別 紙> 国土交通省 令和2年度「かわまち大賞」受賞の概要について 1 かわまちづくり名称 北十間川かわまちづくり 2 取組内容 官民連携により水辺とまちの一体的空間づくりを実現 3 河川名 一級河川 荒川水系北十間川(隅田川〜東武橋付近) 4 所在地 東京都墨田区向島一丁目先 5 推進主体 墨田区、東武鉄道梶A北十間川水辺活用協議会 6 かわまちづくりの内容 【河川整備】 @親水テラス 東京都が整備した耐震護岸上部を親水テラスとして一般開放するため、墨田区が照明灯、植栽、ベンチなどを整備しました。 A小梅橋船着場 小梅橋下流に防災船着場を整備し、平常時は観光舟運のための船着場として活用する予定です。 【河川以外の公共整備】 B隅田公園 周辺整備に合わせて、日本庭園から南側部分を河川・鉄道・道路と一体的な空間に整備しました。 Cコミュニティ道路 浅草〜東京スカイツリータウンを結ぶ東西路線として歩行者優先のコミュニティ道路に再整備しました。公園・鉄道高架下・河川と一体的な空間として景観に配慮したデザインを採用しました。 D小梅橋 浅草〜東京スカイツリータウン間の東西路線を結ぶ際に、橋の構造上、動線を分断し、かつ、老朽化していた橋梁の架替えに合わせて、橋から親水テラスにスロープを繋げることで、東西動線を連続化させました。 【河川以外の民間整備】 E東京ミズマチ 「東京ミズマチ」は隅田公園と北十間川の親水テラスに囲まれた東武鉄道の高架下に、商業施設と宿泊施設が一体となった高架下複合施設として開業しました。公園と川の周辺環境を活かしたレストランや、スポーツと一緒にカフェが楽しめる開放的な施設、海外ライフスタイルショップや日本初上陸のカフェなど、水辺や公園の環境を活かした話題性のある個性豊かな店舗をそろえ、海外からのお客さま、国内旅行者、地元地域の方が皆で楽しめる、新たな下町のコミュニティスポットを目指します。 Fすみだリバーウォーク 「すみだリバーウォーク」は東武鉄道の隅田川橋梁に新たに設置した歩道橋です。浅草と東京スカイツリータウンを結ぶ新たな東西軸を整備し、浅草寺〜北十間川エリア〜東京スカイツリータウンを最短で結節する動線を整備することで、浅草・東京スカイツリータウンエリアの連携を一層強化しました。 7 官民連携の一体整備 各主体が各施設を整備するにあたって、このエリアの将来像・夢を共有することから始め、その後、将来像を実現する一体的な整備に向けた統一的なデザインを議論し、各整備主体が設計する際のデザインの指針となるデザインガイドラインを共有しました。これらにより、各主体がそれぞれ設計・整備を行う中でも、一体的な空間づくりが実現できました。 整備後は、本エリアをさらに魅力的な空間に発展させていくため、より良い管理運営ができるスキームを検討しています。 <参考> 国土交通省「かわまち大賞」について 「かわまちづくり」は、河口から水源地まで様々な姿を見せる河川とそれに繋がるまちを活性化するため、地域の景観、歴史、文化及び観光資源などの「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、市町村、民間事業者及び地元住民と河川管理者の連携の下、河川空間とまち空間が融合した良好な空間形成を目指すものです。 「かわまち大賞」は、「かわまちづくり」の取組みの中から、他の模範となる先進的な取見みを国土交通大臣が表彰し、その取組みを広く周知することにより、「かわまちづくり」の質的向上を図るほか、民間事業者への参入を促します。 以 上 |
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