NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.657 【JR東海】在来線レール削正車を新型へ取替
ほりうち(ccbu8181) 2016-02-10 20:56:39
平成28年2月9日
東海旅客鉄道株式会社


         在来線レール削正車の新型車両への取替について


 当社は、新幹線・在来線ともに、大型の保守用車(レール削正車)を用いてレール表面を削ることにより、レール表面の傷の発生予防に取り組んでいます。
 このたび、在来線のレール削正車について、新型車両に取替えることで削正能力の向上を図ることとしましたので、お知らせします。

1.レール削正車
・レール削正車は、車体下部に高速回転する複数の砥石を搭載した大型の保守用車で、低速(時速5km程度)で走行しながら、レール表面を削ります。

2.レール削正の目的(別紙)
・列車がレール上を繰返し通過すると、レール表面は傷が発生しやすい状態に変化します。そこで、傷が発生する前に定期的にレール表面を削り予防することで、レールの寿命を延ばすことができます。
・在来線では、列車本数が多い東海道本線・中央本線を対象に、列車が走らない夜間の時間帯を利用して、レール削正車によりレールを削っています。

3.新型レール削正車の特長(別紙)
・削正制御装置を改良することで、砥石のレールへの押しつけ力を強化し、従来よりも速度を上げて(時速8km程度)レールを削正することができるため、削正能力が現行の約1.5倍となります。

[現行]
・削正能力 200m/h
・メーカー スペノ・インターナショナル社(本社・スイス)
[新型]
・削正能力 300m/h
・メーカー スペノ・インターナショナル社(本社・スイス)
 ※車両外観は添付画像参照

※レール削正車は、1度の走行で0.02 o程度の削正を行い、同じ箇所を繰り返し走行(3往復程度)して、1回の作業で0.1mm 程度の削正を行います。
※当社では、品質・価格・アフターケアに優れた製品を、広く国内外に求めております。

3.使用開始時期
 平成30年度初(予定)

4.設備投資額(概算)
 約11億円

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 現行車両
画像サイズ: 349×276(92%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 新型車両 ※写真はイメージ(外観は塗色)
画像サイズ: 458×348(70%表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 別紙 
画像サイズ: 799×1024(40%表示)