NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.6163 【JR西】在来線:レール削正車とマルタイを3年計画で高性能化
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2020-06-17 23:23:01
News Release                    JR西日本

                          2020年 6月17日
                          西日本旅客鉄道株式会社
                         http://www.westjr.co.jp/


    高性能保線機械の導入による省人化推進(在来線)


 当社は、かねてから、労働力不足に危機感を持ち、安全に、より少ない人数でメンテナンスが出来るよう様々な取り組みを進めており、2019年10月には深夜帯ダイヤの見直し検討を表明しました。
 このたび、軌道保線作業で用いる「レール削正車」及び「マルチプルタイタンパ」について、新製車両に取替え、省人化や生産性向上、労働環境改善を図ることとしましたので、お知らせします。

1.レール削正車
 在来線のレール削正車には、車体下部に回転する砥石を複数個装備し走行しながら削る「砥石式」と、カッター状の刃を回転させ走行しながらレールを削る「ミリング式」があります。削ることで、レールの耐用年数を延ばし、省エネ、省資源化が可能になります。今回、現状3編成を5編成に増備(新製投入4編成)し、レール削正をするエリアを拡大します。これにより、将来のレール交換作業量は約3割減少する見込みです。

 *伊藤注:配備計画は添付画像をご覧下さい。

 ○投入台数:4編成(砥石式3編成、ミリング式1編成)
 〇投入期間:2020年度〜2022年度(予定)
 〇投資総額:54億円(概算)

2.マルチプルタイタンパ
 マルチプルタイタンパは、レールを持ち上げて動かしながら、振動するツールを用いてマクラギ直下のバラストをつき固めることにより、レールの歪みを整正することができます。新製車両への安定化装置の追加により、夏場の施工を可能にすることで工事の平準化を図り、ピーク月の作業回数が約3割減少する見込みです。

 ○特徴
  ・安定化装置を本体に搭載(国内初)
  ・車体とは独立したつき固め装置の採用
 ○投入台数:9編成
 ○投入期間:2020年度〜2022年度(予定)
 ○投資総額:63億円(概算)
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画像サイズ: 834×700(38%表示)