ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-01-30 21:33:34 |
○三陸鉄道 北リアス線・リアス線・南リアス線の鉄道事業再構築実施計画の概要
1.対象路線 三陸鉄道 北リアス線・リアス線・南リアス線 2.鉄道事業の経営改善施策 (1)安全・快適な輸送サービスの確保 ・老朽設備の更新投資の計画的な実施 ・維持修繕の着実な実施 (2)利用促進等による収入の確保 ・域外観光利用の拡大 ・沿線需要の創出 ・新駅設置、駅周辺施設整備による利用促進 ・関連事業の展開 (3)一貫運行による経営の改善等 ・直通運転等による利便性向上 ・新たな観光列車 ・企画列車による需要の喚起 ・車両運用の一体化による効率化 ・施設の集約化 3.地方公共団体等による支援 ・鉄道施設等の設備整備・維持管理等に要する費用の負担 ・観光団体・地元団体利用の運賃等に対する三陸鉄道強化促進協議会等からの補助 等 4.事業構造の変更 (現行)第一種鉄道事業者:東日本旅客鉄道 (変更)第一種鉄道事業者:三陸鉄道 ※変更に際し、リアス線の運営に必要な鉄道施設・鉄道用地を東日本旅客鉄道鰍ゥらリアス線沿線4市町(宮古市、山田町、大槌町、釜石市)に無償譲渡。リアス線沿線4市町が取得した鉄道施設・鉄道用地は三陸鉄道鰍ノ対し無償で譲渡・貸付。 5.計画期間 10年間:2019年3月23日〜2029年3月31日 6.鉄道事業再構築事業の効果 関係自治体が鉄道施設の修繕・維持管理費用等を負担(コスト上の上下分離)するほか、関係自治体をはじめとする地域関係者の積極的な支援による経営改善施策の実施等により、収支の均衡と安全で安定した運行が維持される。 三陸鉄道南北リアス線及びJR山田線(宮古〜釜石間)の概要 会社概要(三陸鉄道) 【名 称】三陸鉄道株式会社 【設 立】昭和56年11月10日 【所在地】岩手県宮古市栄町4 【資本金】3億600万円 【株 主】岩手県47.1%、宮古市4.4%、滑竡闍竝s3.9%、大船渡市3.8%、新日鐡住金3.3%等 【事 業】鉄道事業、旅行業、物品販売業 鉄道事業(三陸鉄道+JR山田線(宮古釜石間)) 【営業開始】三陸鉄道:昭和59年4月1日 (国鉄宮古線・久慈線・盛線より転換) JR山田線:昭和10年11月17日 (3度の延伸を経て昭和14年9月17日に全線開通) 【路線延長】北リアス線:71.0km 南リアス線:36.6km(南北合計107.6km) JR山田線:55.4km(総合計 163.0km) 【駅 数】北リアス線:17駅 南リアス線:10駅 (南北合計27駅) JR山田線:13駅 (総合計 38駅) (平成31年3月に2駅、平成31年10月に1駅開業予定) 【列車本数】北リアス線:上下26本/日 南リアス線:上下22本/日 JR山田線:上下20本/日(被災前) 【保有車両】18両 ※三陸鉄道 (JR山田線区間分として8両を新規導入予定) 【輸送実績】522千人/年(平成29年度) ※三陸鉄道 【経常損益】△232百万円(平成29年度) ※三陸鉄道 三陸鉄道の鉄道事業再構築事業の概要 再構築事業実施スキーム (計画期間:10年間2019年3月〜2029年3月) *伊藤注:添付画像2枚目を参照ください 具体的施策と効果 効果 ■鉄道施設等に係る維持管理負担の軽減と、地域と連携した利用促進施策による収入確保等により、計画期間中を通じて、収支の均衡と安全で安定した運行を維持。 具体的な経営改善施策(2019年度〜) ■安全・快適な輸送サービスの確保 ◇老朽設備の更新投資の計画的な実施〔10年間:約30億円〕 ◇維持修繕の着実な実施〔10年間:約37億円〕 ■利用促進等による収入の確保 ◇域外観光利用の拡大 ・沿線観光や体験プログラムを組み合わせた企画列車の運行 ・一貫運行を契機とした全線直通運転の実施等 ◇沿線需要の創出 ・地元団体利用に対する運賃助成事業の活用 ・沿線自治体職員の通勤・出張時等の利用奨励 等 ◇新駅設置、駅周辺施設整備による利用促進 ・新駅の設置や宮古駅直結拠点施設の整備 等 ◇関連事業の展開 ・地場産業や大手企業と協働での商品開発 等 ■一貫運行による経営の改善等 ◇直通運転等による利便性向上 ・直通運転や乗継に配慮したダイヤ設定 等 ◇新たな観光列車・企画列車による需要の喚起 ◇車両運用の一体化による効率化 ・全線での一体的な車両運用による貸切車両の稼働率向上 等 ◇施設の集約化 ・車両検修施設(久慈・盛)の宮古駅構内への集約 等 |
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