NEWS RELEASE:JR&私鉄    4
No.3489 【京阪】2018年度 鉄道事業設備投資計画
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2018-06-17 00:30:06

NEWS RELEASE          京阪ホールディングス株式会社
                      京阪電気鉄道株式会社


                         2018(平成30)年6月15日


      2018年度 鉄道事業設備投資計画について
   運転保安度の維持・向上、お客さまサービスの向上等を目的に
          約108億円の設備投資を計画


 京阪電気鉄道株式会社本社:大阪市中央区、社長:中野道夫)では、最上位価値である「安全安心」のための取り組みと、「すべてのお客さまにやさしい環境づくり」および「快適性・利便性の向上」をめざしたお客さまの満足度向上のための取り組みに加え、「京阪グループ長期戦略構想」の主軸戦略に基づく取り組みを進めています。
 2018年度は、運転保安度の維持・向上やお客さまサービスの向上等を目的として、総額約108億円の鉄道設備投資を行います。
 詳細は、下記のとおりです。

                  記

1. 運転保安度の維持・向上(約68億円)
○新型車両の新造

 環境への配慮やバリアフリーへの対応、安全性の向上に主眼を置いて開発した新型車両13000系について、2018年度は2編成14両を新たに導入します(2017年度までに12編成63両を導入)。

<ご参考:13000系車両の導入状況>
 ┌────────┬─────────┬─────────┐
 │営業運転開始時期│導入状況(4両編成) │導入状況(7両編成) │
 ├────────┼─────────┼─────────┤
 │  2012年度  │  5編成 20両  │    −    │
 │  2013年度  │    −    │    −    │
 │  2014年度  │  1編成  4両  │  2編成 14両  │
 │  2015年度  │    −    │    −    │
 │  2016年度  │  1編成  4両  │  3編成 21両  │
 │  2017年度  │    −    │    −    │
 │  2018年度  │    −    │  2編成 14両  │
 ├────────┼─────────┼─────────┤
 │   合計   │  7編成 28両  │  7編成 49両  │
 └────────┴─────────┴─────────┘

○多情報連続式自動列車停止装置(ATS)の導入
 京阪線において、さらなる安全かつ安定的な輸送をめざして多情報連続式自動列車停止装置(ATS)を導入し、運転保安度の向上を図っています。
 これまでに出町柳〜淀駅間と宇治線で使用を開始していますが、2018年8月には淀〜枚方市駅間と交野線へと使用範囲を拡大し、2020年度中に京阪線全線への導入を予定しています。

○変電所の更新
 安全性の向上と地震等の災害時における機能確保を図るため、変電所の更新を実施します。守口変電所において、2018年度から隣接する高架線の直下への移転更新に着手しており、2020年度中の竣工をめざしています。

○耐震補強工事
 大規模地震に備えて、駅や高架橋の耐震補強工事を実施しています。

2. お客さまサービスの向上(約40億円)
○駅施設のリニューアル

 北浜駅において、2017年度に引き続き、バリアフリー化への対応として駅構内にエレベーターを新設するとともに、駅コンコースのリニューアルを行います。なお、エレベーターの使用開始は2018年10月を予定しています。
 また、枚方市駅では、「いつも使いたい、一度は行ってみたい駅」をコンセプトに、「無印良品」を展開する株式会社良品計画をパートナーに、リニューアル工事を進めています。2018年12月頃に中央口改札内外コンコースの竣工を予定しています。

○駅トイレのリニューアル
 駅トイレについては、清潔感の向上を基本としながら、高齢者や訪日外国人の増加など社会環境の変化にも応じられる機能を備えた、お客さまにやさしい快適な空間づくりをめざしています。個室は全室洋式化して温水洗浄便座を導入、パウダーコーナーを設置するほか、環境に配慮し、節水タイプの衛生器具やLED照明を採用します。
 2017年度にリニューアルを実施した伏見稲荷駅、寝屋川市駅に引き続き、2018年度は京橋駅(中央)および北浜駅のトイレをリニューアルします。

○観光総合案内板の設置
 当社沿線を観光目的でご利用される国内外のお客さまに、乗換方法や主要観光地へのアクセス方法をご案内する観光総合案内板の設置を進めています。
 観光総合案内板は、これまでに伏見稲荷駅など9駅で設置しており、2018年度は丹波橋駅など新たに8駅への設置を計画しています。

○案内放送の多言語化
 訪日外国人のお客さまも安心してご利用いただけるよう、車内・駅での最大4言語(日本語・英語・中国語・韓国語)による多言語放送を進めています。
 車内放送は、訪日外国人のお客さまが多くご乗車される時間帯を中心に、車掌による案内放送を自動化し、列車種別・行先・次停車駅・乗換等の案内を行います。現在、8000系車両と3000系車両については導入済みで、2018年度は京阪線全車両への導入をめざします。
 駅放送は、祇園四条駅など10駅で観光案内などを多言語で放送していますが、2018年度はさらに京橋駅など新たに3駅への導入を計画しています。

○車両のリニューアル
 導入から30年が経過した6000系車両について、2013年度よりリニューアルを進めています。車いすスペースや液晶型車内案内表示器の設置などバリアフリー化への対応のほか、内装材の取り替えや座席の更新など、車内の刷新を進めています。
 これまでに4編成32両をリニューアルしており、2018年度は2編成16両をリニューアルします。
                                 以 上
撮影日:
撮影場所:
キャプション:
画像サイズ: 556×1120(58%表示)