Mt.Tortoise(nvdh8312) 2008-08-13 18:25:10 |
みなさん、こんにちは。
私はストリートビューを見ていて、写真はどうやって撮ったのかと興味を持ちました。写真は360°一周だけでなく上下にも広い範囲が撮られています。特殊なカメラを使っているのでしょうか。 私がこれまで見つけた鉄道線路沿いのところでは、小田急の柿生・鶴川間のほぼ中間点で道路が線路に平行している区間があります。ここに出てくる写真を観察すると撮影の仕方が推定できます。 道路沿いに写真の位置を移動させていくと、VSEが見えてきます。そこで、写真の中に示される北東と南西とある矢印をクリックすると、その矢印の方向に一コマずつ写真が移動します。その中で連続した18枚の写真にVSEが写っています。そのVSEの見える位置関係を見ていくと次のことがわかります。 VSEは下り(南西)方向に走行中。また、撮影用のカメラは車載で、VSEに追い抜かれながら走行中に撮影していると思われます。ただし、VSEが写っている最も新宿寄りの写真のすぐ手前の写真ではいきなりVSEが見えなくなっていますが、どうやらここで時間が不連続になっているようです。 この付近でのVSEの速度は80キロ前後と考えられ、また、隣接の写真で、VSEの移動距離は20m弱と見られることから、写真は1秒弱の間隔で撮影されたと思われます。また、隣接の写真で、車とVSEとの相対位置関係のずれは5m程度に見えるので、車の走行速度はVSEより20キロほど遅い60キロ程度と考えてよいでしょう。 ほかにもこのように走行する列車が写っている場所はいくつもあるでしょうね。 外国の例で私が見つけたものでは、フランスの南部のニーム付近で道路に並行して走行しているTGVが写っているのがあります。ニーム(Nimes)はマルセーユの北西約100kmのところにある町です。 GoogleMap上で“Nimes”を中心にしてズームインしていくと、そこから南西方向に4kmほどのところに“Saint Cesaire”とあるのが見つかります。そのSaint Cesaireを中心として地図を更にズームインすると南西方向から北東方向に走る“Avenue Georges Dayan”という道路が見つかるでしょう。その道路をよく見ると道路の下側に沿うように鉄道線路が見えるので、その付近のストリートビューの写真を表示させます。そこで鉄道線路が見える方向に写真を回転させます。つぎに、その道路に沿って写真の位置マークを移動させながら線路を見ていくと、そこにTGVの列車が見えてくると思います。 ここでも隣接した数枚の写真にTGVが写っているので、ここでも同様に移動中の車から撮影されたと考えられます。ここでは車とTGVは逆方向に走行しています。 Mt.Tortoise/T.亀山 |
|
|
|
|