ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2009-07-13 08:43:31 |
柾岡さん、こんにちは。
私も同誌をようやく読みました。 なかなか興味深い切り口で、よくぞこれだけと思うほど、鉄道に関する事柄を経済誌としての視点で網羅してありますが、筆者によっては、その論調が私の考えと異なる項もありました。 > 鉄道ブームみたいに言われていますが、意外に年齢層に広がりがないというところは気がかりです。 この点については、「鉄道旅行地図帳」からブームに火が付いたような書き方になっていますが、これは間違いですよね。ここ数年、特に鉄道関係の出版物が多くなっている感じです。出版不況のなか、鉄道は確実という認識があり、各社がこぞって企画してきているのでしょう。そのなかで、大ヒットしたのが「鉄道旅行地図帳」であると見ています。 一方で、同じくここ数年活動が目立っている鉄道アイドルや鉄子については一切触れられていませんでしたね。この分野は経済誌として取るに足らないと踏んだのでしょうか。私からみても、この分野は鉄道趣味界と一線を画していて、鉄道趣味界からみると市場として成り立っていない感じがします。独立市場ということかな? と考えています。 次に年齢層ですが、SLブームの団塊の世代、ブレトレブームの40歳代がいまの鉄道趣味界の2大勢力かと思います。同誌にも書かれていたように、30歳代より下が、鉄道ブームがなく大きく育っていなかったのは事実ですが、全く存在していないわけではないようですよね。 さらに、昨日、都内を駆けずり回って見てきたところでは、若者が再びカメラをもってホームに詰めかけているようですね。ハードな鉄というより、まだまだ自分の趣味分野を確立することなく、情報に流されてイベントを撮影しているだけという様子ですが、これは、経験が浅い若い世代だけに当然でしょう。これから、いろいろな鉄道分野を知ることで、10年後には各方面で一家言持つようなレベルに育ってくれるといいなと思っています。 この世代は、ネットから鉄道趣味に入っているのかな? 一昔前の撮り鉄のように、車を運転して郊外で見本として持参した写真と同じ構図の写真を撮影するというスタイルではなく、駅から出ることなく、ホーム端で話題の車両やイベント列車を撮るという感じですね。 世代的に見て、いまの若者世代が登場すると全世代でバランスがとれるので、この若者世代の台頭に期待しているところです。 伊藤 博康 |
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