ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-11-09 00:01:40 |
後藤さん、コメントをいただきありがとうございます。
PCの調子がよくなかったのですか。直りましたでしょうか? さて、鉄道博物館についての補足をありがとうございます。 なるほど、国内では最大級の立派な鉄道の博物館となっていますが、流石に世界レベルで考えると、評価が厳しくなりますね。 戦後ならびに現在の日本における鉄道の位置づけを考えると、世界的にみても引けを取らない鉄道博物館が日本にもあって欲しいところですが、どうも方向性が違うようですね。どちらかというと、一般の方々に鉄道の知識を深めていただくということを目的にしている感じではないでしょうか? ハニフ1は、まさに松本から持ってきたままのようですね。 軸箱については、どう考えているのでしょうねぇ。 かなり詰まったスケジュールでオープンに間に合わせたようですので、とりあえず収納することで精一杯で、レストアについては次年度以降の予算で順次ということではないでしょうか。 そうであるなら、情景展示は車両の活躍した代表的な時代を設定したうえで、車両は保存されている状態をそのまま持ってきたということかもしれませんね。今後、このままにするのか手を入れていくのかで話が違ってきそうですが、予算のこともありますので、徐々に手を入れていくのではないでしょうか。その際、どの時代に合わせるのか、入館時の姿をどう評価するかといったことが学芸員のなかで議論されるのではないでしょうか。 > 交通博物館時代の2、3階の海事、航空、自動車関係はともかく1階の中央線高架下にあった施設関係の展示はことごとく無くなっています。 う〜 やはりそうですか・・・ ひょっとしてと予想していたのですが、それが現実になるとは...(__; あの施設関係は充実した展示でしたが、入館者の大多数が素通りするところでしたので、スペースの都合もあって一般ウケを優先したのかな? 鉄道博物館は、広いといっても所詮は首都圏にできた博物館で、スペースが限られていますよね。それに収納する候補車両が多かったですから、結果として詰め込みになっているようです。如何にも日本的ですよね。 > 車両と共に保守技術の保存も必要でしょうがこのあたりは考慮されているのでしょうか、たとえば御料車の漆塗りの技術など今ならば何とか伝承できるとは思いますが機会を逃せば将来の復元は出来なくなるでしょう。 これが理想ですが、ここまで予算を確保しているとはとても思えませんよね。 静態展示を充実させるだけでも画期的だったということではないでしょうか。 日本人一般の文化財に対する考え方がまだそのレベルであり、異論を唱える方が少数派という現実が関係しているのではないでしょうか。 余談ながら、梅小路にN電を走らせる際、京都では木工職人が確保できないということで、明治村のN電を保守整備している名鉄住商岐阜工場でレストアをしました。その名鉄住商はその後解体され、さらに岐阜市内線が廃止になったことで工場そのものも無くなってしまいました。木工職人の技は大丈夫だろうかと気にしているのですが、鉄道趣味誌にもマスコミにも、その点についての議論はこれまでにでてきていませんよね。少なくとも、私も見る範囲ではこの件に触れている記事は皆無です。 ようやくそれなりの規模での鉄道博物館が一つできたわけですが、今の段階での日本の文化財に対する考え方は、このレベルということではないでしょうか。 たぶん、ご指摘の点はそれなりの識者であれば認識されている事柄だと思いますが、効率優先で採算性重視を求められる今の日本の状態で、入場者数に影響しにくいながらも予算のかかる事項については、なかなか理想的には進まないということなのかな・・・そんな風に感じます。 伊藤 博康 |
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