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No.204 【映画】ALWAYS 続・三丁目の夕日 11/3〜ロードショー
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-10-19 22:47:40
都電とC62の走りで話題になった「ALWAYS 三丁目の夕日」は、日本アカデミー賞などを総なめにして話題となりました。その続編が制作され、公開されることになり、東宝から鉄道フォーラムに関連情報をいただきましたので、ここにご紹介いたします。
ちなみに、今回の注目は特急「こだま」です。もちろん、都電も出てきます!
なお、内容から、当発言は本館「NEWS RELEASE:全般」「メディアプラザ」掲示板のほか、倶楽部の「鉄道歴史談話室」掲示板でもご紹介します。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康



東宝株式会社

会いたい人がいる。待っている人がいる。

  ALWAYS
 続・三丁目の夕日

解説
Introduction
 2005年11月に公開された「ALWAYS 三丁目の夕日」は、興行的大ヒットもさることながら、日本アカデミー賞など映画賞を総なめにし、さらには再び日本に「昭和」ブームを巻き起こすなど「映画」という枠を超えた「社会現象」になりました。
あれから2年。続編を望む数多くの声に応えて「ALWAYS」が遂にスクリーンに帰ってきます。
 原作は発行部数1800万部を超え、国民的コミックと呼ぶにふさわしい西岸良平氏による「三丁目の夕日」(小学館)。そして、古岡秀隆、蛙真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、薬師丸ひろ子らの出演人、監督・脚本・VFXの山崎貴を始め前作と同じキャスト・スタッフに新たな豪華出演メンバーも加わり、昭和34年の東京を舞台にした心温まるストーリーが紡がれていきます。主題歌を担当するのはBUMP OF CHICKEN。彼らの甘くせつない歌声が物語を一層盛り上げていきます。
 すべての日本人に贈る希望と感動の物語「ALWAYS 続・三丁目の夕日」。足非、ご期待下さい。

Story
物語
 昭和34年春。東京オリンピックの開催が決定し、日本が高度経済成長時代に足を踏み入れることになるこの年−。黙って去って行ったヒロミを想い続けながら、淳之介と暮らしていた茶川のもとに、川渕が再び淳之介を連れ戻しにやって来ます。人並みの暮らしをさせることを条件に淳之介を預かった茶川は、安定した生活をするため,そしてヒロミに一人前の自分を見せるために、一度はあきらめていた“芥川賞受賞”の夢に向かって再び純文学の執筆を始めます。
 一方、鈴木オートでは、六子も一人前に仕事をこなせるようになり、順調に取引先が拡大し始めていました。そんなある日、鈴木家に新しい家族が加わります。則文の親戚が事業に失敗したため、その娘の美加をしばらく預かることになったのです。一平はちょっぴり反発するものの、美加を温かく迎え入れる則文、トモエ、六子。しかしお嬢様育ちの美加は、お手伝いさんのいない生活に少々戸惑い気味……。
 さらに宅間先生やタバコ屋のキンほか、おなじみの人々はもちろん、六子の幼なじみの中山武雄なども加わり、夕日町三丁目では、以前にも増してにぎやかで、人惰味溢れるやりとりが繰り広げられているようで……。


TOPIC:乗り物

★特急こだま号

新幹線開業前に東京、大阪間を走っていた東海道線の特急。昭和33年11月1日に開通し、二都市を6時間50分で結んでいた。新幹線ではないのでご注意のほど。先頭車が通過すると“緑”から“赤”に変わるというこだまの信号を、画面に登場させるようリクエストした阿部プロデューサー(大の鉄道ファン)は、「こだま号は時代のアイコンなんです。僕らの憧れでした」と語っている。
 車内のシーンは大阪市の交通博物館の車両をお借りして撮影した。一方、ヒロミがこだま号に乗り込むシーンは、神戸の川崎重工業本社に残っていた実機を使って撮影された。ずっと雨ざらしになっていた車体を、ちょうど新社屋の前に展示する計画があったところに、スタッフが連絡を取り、撮影に使わせていただくことに。車体が劣化していたので、社屋前への移動は不安もあったようだが、無事引越し成功! 新たに塗装も施し、車体の横にホームを作って、撮影が行われた。
 ヒロミが乗った特急こだま号が線路を走っていくカットは、45分の1スケールの模型をHINODE MODELの岸さんにお借りした。スタジオにレールを作り、汚しをかけた模型をブルーバックの前で走らせて撮影。そのカットに合成された線路の道は、実は羽田空港近くの道として使われた土手と同じ。一度で二度おいしい場所であった。

★飛行機(DC−6B)
昭和29年日本航空が初の国際線定期便(東京⇔サンフランシスコ線)を開設した際に導入した飛行機。アラスカでは今でもDC−6が飛んでおり、録音部はその“音”をアラスカまで録音しに行った。この飛行機も「当時の子供たちのアイコン」とのことで、阿部プロデューサーが絶対登場させたかったたものの一つ。

★ミゼット
前作にも登場していたミゼット。実はこの型の発売は昭和34年だが、昭和30年代を表す記号の一つとして、監督の強い要望で、1年タイムスリップさせた設定で使われていた。ちなみに、動態保存されているこの形のミゼットは日本に数台しかない。

★ラビットジュニア
富士重工のスクーター。宅間先生の愛車である。「前回は壊れてしまって、何時間か待ったりして大変でしたけど、今回は元気に走ってくれてよかったです(笑)」(三涌友和)

★スズキのミニフリー
六ちゃんが最初に修理している原動機付き自転車。動態保存されているものをコレクターの方からお借りした。

★トヨタクラウン
川渕社長の車は、前作と同じく、昭和30年に発売開始した初代トヨタクラウン。撮影で使われたものは昭和32年製。

★都バス
石川県にある日本自動車博物館からお借りした。色は美術の上條氏が選択。色は塗れないのでカッティングシートを全面に貼ってある。

11月3日(祝・土)全国東宝系ロードショー
 詳細や予告映像は→ www.always3.jp

撮影日:
撮影場所:
キャプション: 日本橋を渡る「都電」や特急「こだま」が登場する映画「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
画像サイズ: 302×430(原寸表示)