武居秀顕(ffnb4172) 2009-05-12 01:01:44 |
ひろやすさん、こんばんは。
私もこの番組を観ました。 もともと、「ゆふいんの森」や「つばめ」に乗車して、木の素材を多用するデザインに感服する一方で、車両の形式をやたらとレタリングするようなところ(例えば実見はしていませんが、「SL人吉」の客車)などは眉をひそめる思いでいましたが、水戸岡さん本人のことはあまり存じ上げませんでしたので、今回の放送を当フォーラムのコメントで知って、敢えて観てみた次第です。 (いつもは裏番組の「サラリーマンNEO」を観ているのですが…なんて余談はさておき:笑) 今回の番組の中では、ひろやすさんも触れておられるように、たま電車の座席数をめぐる、水戸岡さんと和歌山電鐵の専務さんとのやりとりが印象に残りました。 私の個人的な感想も、ひろやすさんと同様です。 まぁ、水戸岡さんとしては「プロのデザイナー」として(それも、車両の内装だけでなく、路線全体をトータルでデザインしようとする立ち位置を考えれば)当然のスタンスだったとは思いますが、そうは言っても(利用者の面からも資金の面からも)公共交通機関であることを考えると、やはり相容れないものがあると思います。 一方で、水戸岡さんの方も、電鐵側の意向は理解しつつ、デザイナーとしての立場から敢えて「言うべきことは言う」的なスタンスで、確信犯的に主張しているような印象も受けました。 だからといって個人的に共感はできませんが、そういった(世間知らずや無理難題も含めた)デザイナーとしての主義主張がなくなってしまったら、デザイナーとしての水戸岡さんの存在意義もなくなってしまうような気もします。 とはいえ、やはり、「たま電車を走らせるということ」、あるいは「(デザイナーとしてのエゴも含めた)たま電車のデザイン」と言い換えてもよいかもしれませんが、それは結局、「手段」であって、「目的」ではない ということですね。 たとうデザインの評判が一人歩きして、ビッグネームになったとしても、あくまでも目的達成のための「道具」として活用すべきで、まず「デザインありき」になってはいけないのだなぁ…と思ったのでした。 【たけい】 |
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