ぱしと/荒木(pmvn7205) 2009-09-29 23:21:29 |
皆さん、こんばんはです。
満鉄の技術者を勤められた永田龍三郎さんが生前作成された満鉄蒸機模型や往事の写真等の展示会が東京・飯田橋で今度の日曜日まで開催されていますのでご案内します。 ■“満鉄とあじあ号”−永田龍三郎展 会場:パルスギャラリー 東京都新宿区神楽坂2-21 TEL:03-3260-1349 (JR飯田橋西口より徒歩約6分、地下鉄飯田橋駅B3出口より徒歩約4分) 会期:2009年9月27日(日)〜10月4日(日) 11:00〜19:00 会場への地図はこちら 案内はがきより 『南満州鉄道の技術者として 設計に携わった若き日々 戦後、貴重な資料を基に その情熱を模型製作に注ぎ込んだ 満鉄を代表するパシナ、マテイの模型を中心に資料を展示 永田龍三郎の軌跡を辿ります』 若き日を満鉄技術者として奉職された永田龍三郎さんの遺品を展示する企画で、会場には戦前に撮影された車輌写真が一部掲げられている他、会場の中心にはパシナ、マテイの大型模型が展示されています。また、模型製作用図面からパシナの2m動輪部分が実機原寸大に拡大されて展示されており、その大きさを実感できるようになっています。 パシナは満鉄の看板列車だった「あじあ」号の牽引機として設計されたもので、直径2000mmの動輪を有したことと当時流行した流線型の形態で知られている機関車ですね。マテイは軸配置2D1のマウンテン機として高速貨物列車用に設計製造されたもので、動輪は日本のC57やC62と同じ直径1750mmで満鉄としても最大の機関車だったものです。 大きさの異なるサイズの模型をそれぞれ作成されておられることから、永田さんのお気に入りの形式だった様子ですね。 残念ながら永田さんは既に亡くなられており、生前に模型制作に使われていた治具や図面等も合わせて展示されていますが、青焼きの図面などかなりの厚みがあり、子細に準備をされて模型制作にあたられていた様子を伺い知ることが出来ます。 飾られている写真の一つには「あじあ」展望車内部のものがあり、外観からは判りませんが車内は空調用にダブルルーフ状となっていて、なるほどなぁ、と思わせるカットでした。 会期は今度の日曜日までです。 [煙と汽笛]、[世界の鉄道]、[メディア]各々の掲示板へのマルチポストです。 荒木 徹 |
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