平岡良一(mwhh3903) 2010-06-06 18:54:23 |
皆さん、こんにちは。
本日「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」を観て来ました。 鉄道物の映画ではありますが、実は鉄道は言わば道具でしかなくて、それを鍵に労働や夫婦の問題、地方交通、介護、就職、過疎化、高齢化など、まさに日本の”今”を描いた映画です。物語は実に淡々と、しかし密度高く描かれ、それ故に「ALWAYS 三丁目の夕日」のような面白さを期待していくと、がっかりされるかもしれません。 ひろやすさんが『ストーリーとしては前半が単調で、後半での盛り上がりが今一つ欠ける』との感想を書いておられますが、その一見単調な物語があったからこそ、”主人公がただ夢を追いかけただけの映画”にならずに済んだのではないかと思いました。 映像的には、自然の光を最大限に生かした撮影が印象的でした。特にオープニングタイトルで、雲州平田の車庫から出て行くデハ50形の車内に次々光が差し込んでいくシーンは、実に美しい画面でした。 制作協力には一畑グループや京王電鉄はもちろん、日本民営鉄道協会や国土交通省中国運輸局、JR西日本なども名を連ねています。また地元の行政機関や企業などもこぞって協力していたようですが、アニメ作品「鷹の爪団」などを含め、最近は島根県を舞台とした映像作品作りが盛んなようです。 さて、以下ネタバレを含む部分がありますので、改行いたします。 ↓ ↓ ネ ↓ タ ↓ バ ↓ レ ↓ 改 ↓ 行 ↓ で ↓ す ↓ ご ↓ 注 ↓ 意 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 後半に、重大な運転事故が起こり、一畑電車の社長が報道陣の前で謝罪するというシーンがあります。いくら物語の上のことで、一畑グループ全面協力の作品とは言え、実在の企業を使ってここまでやるかと正直驚きました。 あと空調機器メーカーの東芝キャリアが協賛になっていて、なぜだろうと思いましたが、どうも前半の工場のシーンのロケ地を提供していたようです。 平岡良一 |
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