ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-06-04 23:13:26 |
オーム社から、『DCCで楽しむ鉄道模型サウンド・応用編』の発刊案内をいただきましたのでここにご紹介いたします。
なお、内容から本館「NEWS RELEASE:全般」「メディアプラザ」とともに鉄道模型の話題を扱う倶楽部鉄道フォーラムの「混合列車」でもご案内いたします。 鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康 2010年5月28日 株式会社オーム社 Webビジネス開発室 このたび弊社では『DCCで楽しむ鉄道模型サウンド・応用編』(松本 典久 著;初版2010年5月25日)を発行いたしました。本書は、おかげさまにてご好評を頂いております『DCCで楽しむ鉄道模型』(2009年7月23日発行)の続編として、前作では紙面の制約で十分補えきれなかった“音を楽しむ”ことに焦点を当て、各種DCCサウンドデコーダーの取り扱いや工作記事、DCCコントローラーやPCとの連携によるデコーダーのプログラミングなどを詳細に解説するものです。 書 名: 『DCCで楽しむ鉄道模型 サウンド・応用編』 著 者: 松本 典久 発 行 日: 2010年5月25日 定 価: 2520円(本体2400円+税) 版 型: B5変形判 208頁 図書符号: ISBN978-4-274-06806-5 はじめに DCCサウンドへの招待 鉄道模型の車両から走行音や汽笛などを電気的に鳴らすサウンドシステムの試みは、20世紀半ばから行われてきました。 子供のころの印象に残っているのは、ある鉄道模型専門誌に掲載された工作記事です。音響機器のノイズとして出てくるヒス音を利用、これを断続的に流すことで蒸気機関車のシュッシュッシュッという排気音(ドラフト音)に見立てるという内容でした。非常に魅力的な記事でしたが、専門記号で記された配線図を読み取る力はなく、実際にその音を聞くことはできませんでした。 [中略] こうした何度かの象徴的な出会いのお陰で、僕の鉄道模型にとって“サウンド”は重要なテーマとなりました。 その一方で導入には躊躇が続きました。「PFM Sound System」も「Foreground Sound System」も素晴らしい製品なのですが、価格も含めどうにもとっつきにくい。その突破口となったのが、このDCCサウンドなのです。 DCCサウンドなら電気に疎い僕でも何とかなりそうです。しかも、その音源の広がりは「Foreground Sound System」に匹敵するほど。実際、DCCサウンドを搭載した車両を小さなジオラマの上に入線させると、B氏のホビールームで味わったような臨場感を楽しむことができるのです。 本書は、前作の『DCCで楽しむ鉄道模型』に続き、DCCサウンドの世界を紹介したものです。ぜひ、一人でも多くのモデラ一にDCCサウンドを通じて鉄道模型の新たな魅力を知っていただければと思います。 なお、本書を制作するにあたり、株式会社カトー、熊田貿易株式会社、株式会社さかつうの皆様には多大なるご協力をいただきました。また、音源加工をはじめ全般的に手伝ってくれた加坂紳氏、電気関係でJA1CVF氏、音響関係で工藤智弘氏、パソコン関係で石澤則昭氏らの助言をいただきました。多くの皆様にご協力いただいたことを感謝します。 2010年5月 松本典久 目次 はじめに:DCCサウンドへの招待 iii ■第1章 DCCサウンドを楽しむ人たち 1.森の中にディーゼル機関車の唸りが響く 木曽モジユール倶楽部 2 2.MR誌も絶賛!!東京に再現されたNYCのレイアウト 奥野仁己さん 8 3.DCCで広がるギミックやサウンドの世界 加坂紳さん 12 ■第2章 DCCサウンドシステム基礎編 1.DCCスタートアップ・チャ一卜 16 2.DCCサウンドシステムの概要 18 3.DCCメ一カー別デコーダーリスト 26 COLUMN スピーカー取り付け位置についての考察 33 COLUMN パイクで楽しむDCCサウンド 34 ■第3章 サウンドデコーダー搭載加工の実例 1.搭載加工の基礎知識 36 2.Nゲージ 電車 マイクロエース/京急2100形+ESU/LokSound microV3.5 38 3.Nゲージ 気動車 トミックス/キハ52+ESU/LokSound microV3.5(クマタ/キハ20仕様)42 4.Nゲージ ディーゼル機関車 KATO/DF200+MRC/0001645(KATO/P42用) 44 5.Nゲージ蒸気機関車(1) トミックス/C57+ESU/LokSound microV3.5(クマタ/C57仕様) 46 6.Nゲ一ジ蒸気機関車(2) マイクロエース/D51+MRC/0001637 52 7.Nゲージ 客車 トミックス/マニ36+MRC/0001665 56 8.HOゲージ 電車 トミックス/113系+ESU/LokSound V3.5 58 9.HOゲージ 気動車(1) トミックス/南部縦貫鉄道キハ10形+SoundTraxx/Tsunami 61 10.HOゲ一ジ 気動車(2) マイクロエース/キハ52+ESU/LokSound V3.5(クマタ/キハ20仕様)62 11.HOゲージ 路面電車 MODEMO/都電7000形+Digitrax/SDH104K 64 12.HOゲージ 電気機関車(1) トミックス/ED76+永末システム/DE20sx4EL6x 66 13.HOゲージ 電気機関車(2) KATO/EF58+ESU/LokSound V3.5(クマタ/EF58仕様) 70 14.HOゲージ ディーゼル機関車(1) KATO/F40PH+Digitrax/SDH104K1C 72 15.HOゲージ ディーゼル機関車(2) KATO/DE10+永末システム/DE10sxDE10K 74 16.HOゲ一ジ 蒸気機関車(1) KATO/D51+MRC/0001823 76 17.HOゲージ 蒸気機関車(2) 天賞堂/C58+MRC/0001665+Digitrax/DZ125 78 18.HOゲージ 客車 トミックス/14系客車+MRC/0001662 80 19.TT9ゲージ 蒸気機関車 tt−9プロジェクト/C62+MRC/0001637 82 20.Oナロー 蒸気機関車 Spectrum/シエイ+ESU/LokSound V3.5 84 COLUMN DCC制御でもレールのクリーニングは重要 63 COLIMN サウンドデコーダーに路面電車の音を搭載 65 COLUMN 永末システムのサウンドデコーダー 67 COLUMN チップLEDの配線にチャレンジ 69 COLUMN サウンド専用デコーダーのプログラミング 85 COLUMN DCC車両の照明はLEDがおすすめ 86 ■第4章 デコーダーのプログラミング 1.プログラミングの基礎知識 88 2.デコーダーのCV番号一覧 92 3.コントローラー利用(1):KATO製DCS50K 94 4.コントローラ一利用(2):MRC製PRODIGY ADVANCE2 96 5.コントロ一ラー利用(3):ESU製ECoS50200 98 6.パソコン利用(1):永末システム製“赤い箱”DP1 100 7.パソコン利用(2):MRC製SuperHandheld 112 COLUMN CV番号とCV値 88 COLUMN デコーダーのプログラミングができる機種の例 90 COLUMN プログラミングに便利な“デコーダーチェッカー” 91 COLUMN プログラム用線路 93 COLUMN プログラムモードの切り替え 95 COLUMN もうひとつのCV番号変更手順 97 COLUMN “赤い箱”DP1を入手するには? 100 COLUMN Window7 で“赤い箱”を使う 103 COLUMN 「Super Handheld」使用後に現れる不思議(!?)なファイル 120 ■第5章:パソコンを活用した上級テクニック 1.パソコンで広がるDCCサウンド 122 2.ESU製LokProgrammer 124 3.Digitrax製SoundLoader 136 4.録音した音をデコーダーに搭載する 146 COLUMN SoundLoader ではCVプログラムも可能 143 COLUMN サンプリングレートについて 153 COLUMN イコライザーで音をさらに整える 154 COLUMN DCCサウンドの加工に使うソフトウェア 158 ■付録A DCCの基礎知識 1.DCCとは? 160 2.DCC機器の紹介 162 3.DCCコント口一ラー(1):KATO製DCS50K 170 4.DCCコントローラー(2):Digitrax製DT402D 174 5.DCCコントローラー(3):MRC製PRODIGY ADVNCE2 178 6.DCCコント口一ラー(4):ESU製ECoS50200 182 COLUMN 逆転レバーを使ったブレーキ操作 173 COLUMN DT402Dには固有IDも設定可能 177 COLUMN アドレスの再呼び出し 180 COLUMN ECoS50200はコンピュータ! 185 COLUMN iPhone/iPodで鉄道模型を動かす 186 ■付録B 関連資料集 1.DCCトラブルシューティング 188 2.DCC関連ホームペ一ジ 192 索引 196 |
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