ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2010-10-01 23:36:57 |
平成22年9月29日
国土交通省 「鉄道の日」実行委員会による 第9回「日本鉄道賞」の受賞者の決定について平成22年10月1日 「日本鉄道賞」は、「鉄道の日」創設の趣旨である鉄道に対する国民の理解と関心をさらに深めるとともに、鉄道の今後一層の発展を期することを目的として、平成14年に創設された表彰制度であり、鉄道事業の発達及び利用者の利便性向上等に貢献した鉄道事業者や団体を「鉄道の日」実行委員会(会長:中村英夫東京都市大学学長)が表彰します。 本年の「日本鉄道賞」については、22件による応募の中から、「鉄道の日」実行委員会の日本鉄道賞表彰選考委員会による選考の結果、別添のとおり決定しました。 受賞者の表彰式は、10月14日(木)の第17回「鉄道の日」記念祝賀会(於:京王プラザホテル)において行う予定です。 [日本鉄道賞表彰選考委員会] 委員長 森地 茂 財団法人運輸政策研究機構 運輸政策研究所所長 委 員 黒野 匡彦 成田国際空港株式会社 取締役兼執行役員 特別顧問 委 員 白石 真澄 関西大学政策創造学部 教授 委 員 柳島 佑吉 産業経済新聞社 客員論説委員 委 員 富澤 秀機 テレビ大阪株式会社 特別顧問 委 員 久保 成人 国土交通省鉄道局長(「鉄道の日」実行委員会副会長) (別添) 【日本鉄道賞】 ◎ 京成電鉄株式会社、成田高速鉄道アクセス株式会社、独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構(東京都墨田区、千葉県船橋市、神奈川県横浜市) 「JAPAN SPEED 日本の空港アクセスを世界クラスへ」 (選考理由) 都心〜成田空港間を最速36分と成田空港を身近にしたこと、新型スカイライナーによる最高時速160キロ運転の実施、快適性向上並びに多くの関係者調整を行い着工から4年数ヶ月という短期間での開業、さらに大幅な建設費の低減や貴重な鳥類の保護といった環境保全への取り組みなど、空港アクセスの改善のみならず、地元調整、工期短縮、工事費低減、自然環境配慮等の各種取り組みが評価されたものです。 【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】 ◎ 富山市、富山地方鉄道株式会社(富山県富山市) 「路面電車の環状運行で、中心市街地の活性化を目指す」 (選考理由) 地域公共交通活性化及び再生に関する法律の適用を受け、軌道事業における全国初の上下分離方式の採用により新たな軌道の整備を行い環状運行を開始しました。さらに、環状線運行用に新型低床車両を3編成導入するなど、賑わいの創出と公共交通の利便性向上に寄与し、中心市街地の活性化に取り組んだことが評価されたものです。 【日本鉄道賞表彰選考委員会特別賞】 ◎ 阪急電鉄株式会社(大阪府大阪市) 「日本初の『カーボン・ニュートラル・ステーション』 エコで始まる新しい駅 阪急摂津市駅」 (選考理由) 摂津市駅は、地球温暖化対策モデル地区である南千里丘の玄関口として、自治体や駅周辺の開発者とも連携し、太陽光発電等の設備の導入やカーボンオフセットにより、駅運営に起因するCO2排出量を実質的にゼロにした日本で初めての駅です。利用者や地域に対し、駅看板やイベント列車によって環境啓発のメッセージを発信した点や、レンタサイクルを充実させた点も評価されました。 【表彰選考委員会による特別表彰】 〔日本鉄道賞表彰選考委員会 地方鉄道駅舎リノベーション賞〕 ◎北海道旅客鉄道株式会社、岩見沢レンガプロジェクト事務局(北海道札幌市、岩見沢市) 「岩見沢複合駅舎を核とするまちづくり「らぶりっく!いわみざわ!」」 (選考理由) 焼失した駅舎の再建にあたり、岩見沢複合駅舎建設をまちづくりの契機と捉え、各団体等との連携による各種イベントを開催しながら、2009年度「グッドデザイン大賞」を受賞するなど、市民連携によるまちづくりと市民協働による複合駅舎建設に取り組んだことが評価されたものです。 ◎ 土佐くろしお鉄道株式会社、nextstations[ネクストステーションズ](高知県四万十市、東京都文京区) 「人を美しく魅せる駅〜地方都市における駅の新しい在り方」 (選考理由) 改札口を撤去し駅内外の行き来を自由化、合わせて地場産ヒノキを積極的に活用した暖かみのある待合室を設置するなど、地方鉄道における駅づくりにおいて新しい感覚を取り入れながら、利用者の憩いの場や出会いの場となるよう中村駅を改装しました。さらに、駅構内の安心・安全性の向上や高齢者等にも分かりやすい案内表示とするなど、使いやすい駅へ改良したことが評価されたものです。 〔日本鉄道賞表彰選考委員会 旅客情報サービス向上賞〕 ◎ 東海旅客鉄道株式会社(愛知県名古屋市) 「東海道新幹線N700系、インターネット接続サービス開始。」 (選考理由) 平成21年3月より、東海道新幹線N700系車両において車内インターネット接続サービスを開始し、他社に先がけて時速270キロの高速走行中でも安定した車内インターネットサービスを実現し、快適な車内空間が提供されました。このサービスが今後も広く普及していくことの期待も合わせこれらの取り組みが評価されたものです。 〔日本鉄道賞表彰選考委員会 地域観光振興賞〕 ◎ 嵯峨野観光鉄道株式会社(京都府京都市) 「廃線を活かして20年 〜新しいスタイルの観光資源を育むトロッコ列車〜」 (選考理由) JR嵯峨野線(嵯峨嵐山〜馬堀間)が新線により複線電化されて以降、廃線となった施設を活かし、新しいスタイルの観光鉄道事業を20年前から展開しています。現在では年間90万人を超える利用者がおり、地域観光振興の貢献とモミジなどの植樹による自然再生への取り組み等を積極的に進めてきたことが評価されたものです。 |
|
|
|
|