こぶこぶ/来住 憲司(hxce9302) 2007-11-17 03:20:37 |
いまさらの感もありますが、ようやく見てきました。
冒頭のシーン以外では、基本的に真面目な邦画らしい脚本になっており、基本は真面目だが遊び心がある原作の良さが薄くなった感があるのは、ちょっと残念でした。それはさておいても、冒頭のシーンは良かったですね。日本のCG合成も、このレベルになったかと感慨深いものがありました。あの続きが見たいです。 DC-6は、実機の音を録音にいっただけの事はありますね。ダグラスでは最後のレシプロ4発機のはずで、レシプロらしい音は感激物でした。 東京駅の80系は、交通科学博物館の保存車を参考にされたので、あのような画になったのでしょうね。日本の鉄道における功績を考えると80系の前面2枚窓の保存車がないというのが、信じられないですね。それがこういう映画に影響を与えているのですね。あとは丸の内駅舎内の広告幕に「展望車 つばめ・こだま」というのが読み取れたのですが、時代が少し合いませんね。パーラーカー誕生の広告だと思いますが、1959年秋という設定の時代には半年ぐらい早そうです。たぶん、当時の東京駅の資料写真を参考にされたのでしょうが、他の詰めが細かいだけに気になってしまいました。 ローラー式絞り機が付いた洗濯機も、実用だった時代の記憶があるだけに懐かしかったですね。 日本橋のシーンでバックに登場するレンガ造りの帝国製麻本社ビルが印象的でしたが、実際にあった会社名とビルだったのですね。同社の後身である帝国繊維のサイトにある写真は、まるで映画のワンシーンのようです。(http://www.teisen.co.jp/profile/profile.htm#SEC2) あれだけ実感的なCG映像が可能なら、昭和30年代のドキュメンタリーを模した映画とかテレビ番組が製作できそうですね。 こぶこぶ/来住 憲司 |
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