後藤康之(udew2121) 2007-11-08 01:06:51 |
ひろやす/伊藤さん、こんにちは。
PCが不調で遅くなりました。 写真撮影には不向きな環境(狭い、暗い、人が多い)、さらには御料車では反射の強いガラス越しですのでまともな写真は取れませんでした。 >展示車両の復元度の違いというのは、車両によってかなり大きいのでしょうか? >例えば、保存するのに手間を掛けなければならない車両を優先し、収納できる程度のものはとりあえず開館に間に合わせるために、以前の場所からそのまま持ってきた状態という感じとかではないでしょうか? もしそうであれば、これから年月をかけて、1輌ずつ徐々にレストアしていくのではないかと思うのですが・・・? オハ31と貨物関係はきれいに修復されていますがそれ以外は良くて塗装をしなおした位でした。 > >> 御料車、ハニフ1などは全く手付かずの状態です。 > >の一文をみて、これらはもともと保存状態が悪くなかったと記憶しているだけに、ひょっとしてと推測したのですが・・・? ハニフ1の状態ですが写真のようにガラスの欠損もそのままで検査標記からすると60年以上補修されていないと思われすでにペイントもほとんど残っていない枯れた状態になっています。また軸箱の1個が欠損したままです、これは松本電鉄での保管当時からなのですがどうも軸受けのメタルを修理仕掛けで忘れ去られてしまったのではないかと思うような状態で庫の中に軸箱などが放置されていたのですがどこに行ったのでしょうか? >> 情景展示と車両の設定時期が違う > >というのは、展示車両の背景になにか時代を感じさせる光景などが描かれていたりするのでしょうか。私はまだ鉄道博物館へ行ったことがないので、どういう感じなのか、もう少し教えていただけますでしょうか。 主な展示車両については場所と時代設定がされてマネキン、音声などで再現しているのですがその設定と車両の復元時代が合わないのです。 たとえばクモハ40では車両は廃車時の姿ですが展示の時代設定は昭和10年の御茶ノ水駅となっています。また東京行きの方向板は戦後仕様のものですし運行番号はF(武蔵小金井電車区の運用)になっています。 >> もう一点は車両以外の展示の貧弱さですこの点は旧交通博物館より数歩後退です。 > >長年にわたり徐々に展示内容を整えていった交通博物館と、オープンしたての鉄道博物館では、どうしても差が出てしまうのでしょうね。 >交通博物館から鉄道博物館への資料等の移動だけでもかなりの作業量だと以前関係者に聞きましたので、オープンに間に合わせる説明類が限られているのではないでしょうか? それとも、展示物そのものが交通博物館時代から減っているのでしょうか? > 交通博物館時代の2、3階の海事、航空、自動車関係はともかく1階の中央線高架下にあった施設関係の展示はことごとく無くなっています。また今後展示を増やすようなスペースも現在の建物には無いように思われます。コレクションギャラリーにこの辺にあった展示物がありますが解説等はまったくなくただおいてあるだけです。 車両の補修ですがレールは外部と繋がっているとはいえ車両を詰め込みすぎているため奥の方にある車両ならば手前の車両をいったん引き出して退避させなくてはならず実際に引き出して工場に搬入することは出来ないのではないかと思います。殊に御料車の線は他と繋がっていない様です。 ヨーク、ニュルンベルク、ミュールーズ等では線路が接続されているのはもちろん展示場と同等あるいはそれ以上のバックヤードとワークショップがありますがこの辺の設備がまったく無いのも気がかりです。車両と共に保守技術の保存も必要でしょうがこのあたりは考慮されているのでしょうか、たとえば御料車の漆塗りの技術など今ならば何とか伝承できるとは思いますが機会を逃せば将来の復元は出来なくなるでしょう。 後藤康之 |
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