ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2009-08-07 05:51:52 |
みかん山/中井さん、こんにちは。
『劔岳 点の記』は、主たる取材を剣岳のある立山町と、犬山市の明治村で行っています。 でもって、立山町と犬山市は以前から姉妹提携していますので、この両市町で公開前から何かと話題になっていました。 私は、明治村の住民登録(要は年間パス)をしていて、地元だけに気軽に出かけていますので、この「劔岳」公開前に明治村内で行われている特別展をみていました。また、たまたま上映前に立山黒部アルペンルートに行っているため、そちらでもメイキングビデオを見ていました。 そんな関係もあり、至って当然のように各シーンを見たのですが、明治村を使用したシーンでは、よくこれだけ作り込むなぁ〜と感心しました。 ただ、残念だったのは、官営鉄道である東海道本線を走っていた12号ではなく、富士身延鉄道で走っていた9号を使用していたことでした。これは、収録が月の前半だったことを表しています。毎月、前半が9号、後半が12号ですから。 ところで、この物語は明治40年が舞台ですよね。 北陸本線が富山まで開通した時期のようです。 ということは、蒸気機関車は輸入期が多かった時代ではないでしょうか。 当時、北陸本線にどのような蒸気機関車が走っていたか、いま出先で資料がないのですが、テンダー機であったかどうかは微妙なところではないでしょうか。 明治も40年頃になると幹線網ができあがってきて、長距離輸送が増えていたので、北陸本線もテンダー機だったと思いますが、タンク機も走っていた可能性はありそうです。明治時代の蒸気機関車で今も動態なのは、明治村のこの2両だけですので、その点で、私は評価しました。むしろ、遠景とはいえ、はっきりと国鉄制式機と判る大井川鉄道の蒸気機関車を使ったシーンの方に違和感を感じました。こだわりすぎですけどねぇ(^^; > 9号機関車の運転室から前方を撮影したと思われる走行シーンもあったのですが、北陸本線がナローになってしまっていました(>_<) 9号は、先に記したとおり富士身延鉄道・・・いまの身延線で走っていましたし、12号は東海道本線新橋〜横浜間の増備機関車です。ですから、いずれも1067mmの機関車です。キャプ添乗の前方シーンではきついカーブが映っているのでナローっぽいですけど、あれでも1067mmですから、許してやって下さいよ(^^; 伊藤 博康 |
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