ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2009-05-12 17:46:29 |
武居さん、コメントをありがとうございます。
同じところに注目されたようですね。 一般的なTV番組では、通り一遍になりがちなところを、この番組では一歩踏み込んだ取材・編集をしてくれたおかげで、水戸岡氏の人となりや方向性が感じられましたよね。 冒頭にでてきた、お客様を大切にするという意識と、着席部分の減少や立ち位置に不便な内装を強要する点は、一見矛盾しているように感じましたが、水戸岡さんにとってのお客様は、定常的な乗客ではなく、この車両デザインを目的に乗車して下さるお客様なのかなと考えた時に、合点がいった気になりました。 定常的な沿線の通勤・通学客だけでは廃線になってしまうという意識は必要ですが、もともとその方々のためにある路線であり、その方々がNHK番組にまで出て存続運動を行った結果、経営母体が変わりながらもいまも走り続けているという点にも視野を広げて欲しかったですよね。 番組中、2度にわたって「一旦廃止された路線でしょ」という言い回しをされていました。しかし、実際に廃止されたのではなく、営業は一日の休みもなく引き継がれています。その引継ぎができたのも、沿線住民の意欲と和歌山電鐵社員のがんばり、それに元経営者である南海電鉄の譲歩によるものですが、その点についてご存じないのではないかな? と疑問を感じました。 > 一方で、水戸岡さんの方も、電鐵側の意向は理解しつつ、デザイナーとしての立場から敢えて「言うべきことは言う」的なスタンスで、確信犯的に主張しているような印象も受けました。 そうですよね。 この意識がなければ、あれだけ世に問う車両たちはできていないでしょう。やはり、名のある方は、かなりの信念をもって事に当たっていられるのだなと感じました。全ての用件を満たし、誰にも満足されるような結果がベストですけど、そんな解はないでしょうから、どこかでトガらなくては成果が出ないのでしょうね。 伊藤 博康 |
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