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No.374 (Re:373) 【映画】ダージリン急行 3/8〜 [ストーリー]
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-02-06 21:38:50
前発言の続きです。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康



20世紀フォックス映画

ダージリン急行
http://www.darjeeling-movie.jp

3月8日(、シャンテシネ、恵比寿ガーデンシネマ、新宿武蔵野館ほか全国公開

 インド北西部を駆け抜ける列車・ダージリン急行に、長男フランシス(オーウェン・ウィルソン)の呼びかけで、次男ピーター(エイドリアン・ブロディ)、三男ジャック(ジェイソン・シュワルツマン)のホイットマン3兄弟が集う。彼らは父の死をきっかけに1年の間絶交していた。フランシスは、このインドの旅を通じてもう一度、兄弟の結束を固めようと皆に誓う。

 彼らはそれぞれがそれぞれの問題を抱えていた。フランシスは忠実な助手ブレンダンとともに旅の日程表を作り、まるで親のように彼らの世話を焼く。彼の頭には包帯がぐるぐる巻きにされているが、彼はバイク事故で瀕死の重傷を負い、奇跡の生還を果たしたばかりだった。
 ピーターは父の死後、遺品をひとりガメているとフランシスにののしられる。妻のアリスは妊娠7ヵ月半。しかし、価値観の違いから、彼女との離婚を考えていた。
 ジャックは作家で、近頃『ルフトヴァッフェ修理工場』という彼らの家族をネタにした小説を書き上げたところ。失恋の痛手を負ってダージリン急行に乗り込んだが、すぐさま列車のアテンダント・リタと恋に落ちる。でも、かつての恋人が忘れられず、彼女の留守電を勝手にチェックしていたりする。
 一緒に食事をすれば、やれツバが飛んだ、やれ義歯をはずすなと、口論し、掴み合い、いがみ合う3兄弟。フランシスは次々と協定を作り、彼らを引率する。「心の旅では仲間割れしないこと。そして賢人をのけ者にしないこと」皆はくちぐちに言う。「意義なし!」彼らは人生を変える旅を必要としていた。

 目の前に広がるインドの絶景が3兄弟の心を潤していく。ずっと行方不明になっていた彼らの母親(アンジェリカ・ヒューストン)が、ヒマラヤの修道院で尼僧をしていることもわかった。彼らは母親に会いに行こうと約束する。しかし、再び取っ組み合いの大ゲンカを繰り広げた彼らは、あえなく列車を追い出されてしまう。助手ブレンダンにも愛想を尽かされ、砂漠の真ん中で途方に暮れる彼ら。別れ際、ブレンダンから渡された手紙には、母からの「会えない」という言葉が残されていた……。
 空港を目指す彼らの前に、ロープを伝い川を渡ろうとするインドの幼い3兄弟の姿が見える。「ムチャだ」と思ったのも束の間、ロープは切れ、兄弟はもろくも激流に飲み込まれてしまった。慌てて救助に向かうフランシス、ピーター、ジャック。しかし、ピーターの懸命な努力もむなしく、幼い兄弟のひとりが岩場に激突し命を落としてしまう。亡骸を抱え、3人は彼らの住むインドの町へ到着する。民族衣装に身を包み、ホイットマン3兄弟は厳かに葬儀に参列した。

 空港へ到着した彼らは、1年前の父の葬儀を懐かしく思い出していた。3人で協力して、父を弔おうとしていたあの頃。インドでのさまざまな出来事を経て、それぞれが新たな思いを胸に抱き始めていた。フランシスはブレンダンに電話し、彼を再雇用することで話がまとまる。ピーターは妻アリスのお腹の中にいる子どもが男の子だとわかる。フランシスとジャックは、ちょうど男の赤ちゃん向けのベストをピーターのために買ったばかりだった。ジャックはかつての恋人とイタリアで再会することになった。フランシスは頭の包帯を取り、3人でヒマラヤにいる母親に会いに行くことにする。彼らはこの美しいインドの地で、いつの間にか友情を深めていた――。
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キャプション: (C)Twentieth Century Fox Film Corporation
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