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No.370 【日経BP】新刊:がんばれ! 銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2008-02-04 22:52:26
ぬれ煎餅の販売で廃止を避けられたと、一昨年11月から昨年にかけて話題になった銚子電鉄ですが、その一連の騒動をもとにした新刊が発売されたことを、発行元である日経BP社から連絡いただきましたので、ここにご紹介いたします。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康



すべての鉄道ファンに、銚電の“泣き虫次長”が語りかける!
ぬれ煎餅はいかに鉄道を救ったか、地方鉄道の未来とは!?

 「がんばれ! 銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり」 発売のお知らせ

発行:日経BP社 発売:日経BP出版センター
2月1日発売 1470円(税込)四六並製


このたび、日経BP社(所在地:東京都港区白金1-17-3)は、向後功作(こうごこうさく)著、『がんばれ! 銚子電鉄 ローカル鉄道とまちづくり』(定価1470円[税込] 
ISBN978-48222-4640-2)を発売いたします。

本書は、財政がひっ迫した地方鉄道を名産品「ぬれせんべい」が救うという、現代のおとぎ話を、騒動の中心にいた社員が語りおろすものです。

2006年11月15日、銚子電鉄のホームページに、奇妙な一文が掲載されました。

「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください!! 電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」

これは、危機に直面した地方鉄道が発した“SOS 信号”でした。そして、2週間で1万件もの注文が集まり、銚子電鉄は救われたのです。なぜ困窮した地方鉄道に救いの手がさしのべられたのか? 地方鉄道にはどんな価値があるのか?

著者は銚子電鉄鉄道部次長の向後功作氏。ぬれ煎餅騒動の中心にいて、テレビ、新聞、雑誌などの取材を数多く受けていました。車両検査費のメドがたち、テレビで号泣する彼の姿が放送され、インターネットでは“泣き虫次長”というあだ名もつけられました。

向後氏には、まちづくり活動家というもう一つの顔があります。本書では、千葉大学で研究した知識を生かして、まちづくりから鉄道を再建する持論を展開。地方鉄道の問題のみならず、地方都市の再生のために提言します。

 どうして、遠くにお住まいのみなさんが、自分の生活にはまったく関係のない銚子電鉄を、これほどまでに応援してくださったのでしょうか。
 はじめのうちは、私にもわかりませんでした。わけもわからず、みなさまの温かい支援に、涙を流していました。ところが、時間がたつにつれ、自分なりに少しずつ見えてきたものがあります。
  (本書4 章より)

◆本書の内容
1章 「ぬれせんべいを買ってください!」
    ――ネットの向こう側にあった良心
2章 銚子のまちと共に歩んで
    ――銚子電鉄84 年の歴史
3章 銚子鉄道と私
    ――鉄道マンとして25 年つとめて
4章 「本日も無事運行を終えることができました」
    ――みんなの気持ちをつなぐインターネット
5章 まちづくりとローカル鉄道
    ――銚子電鉄が生き残るためには
6章 これからの地方鉄道
    ――すべては、はじまったばかり

◆著者紹介
 銚子電鉄鉄道部次長。
 1963年銚子生まれ。銚子育ち。
 1983年、銚子電気鉄道株式会社に入社。
 2003年に千葉大学工学部都市環境システム学科に入学。まちづくりについて研究する。

NBOnline にてコラム連載中!
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20080117/144713/

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撮影日:
撮影場所:
キャプション: 日経BP社からいただいた、新刊の表紙と著者の写真です
画像サイズ: 498×441(64%表示)