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No.983 【阪神】『六甲山新展望台(仮称)』2010年7月完成予定(1/2)
ほりうち(ccbu8181) 2010-02-26 21:02:27
News Release
2010年2月25日(木)



 神戸 六甲山に新しいランドマーク誕生!!
 『六甲山新展望台(仮称)』2010年7月完成予定




 阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市 社長:坂井信也)の子会社である、阪神総合レジャー株式会社(本社:大阪市 社長:岡本交右)が運営する六甲ガーデンテラスは、同施設内にある「回る十国展望台」※(注1)跡地に『六甲山新展望台(仮称)』を建設し、2010年7月に完成する予定です。

 この展望台は、同社と社団法人日本建築家協会近畿支部(JIA 近畿支部)が共同開催した『第1回 JIAKINKI U-40 設計コンペティション』において最優秀賞に輝いた作品で、注目の若手建築家『三分一 博志(さんぶいち ひろし)』氏※(注2)が設計したものです。

 六甲山には、明石海峡や大阪平野、関西国際空港まで広がるすばらしい景色と夜景を堪能できる場所が数多くあります。この展望台は、全体を覆う大きなフレームが特徴で、眺望に加えて六甲山の自然の豊かさや大切さを景色と一緒に再認識できる今までとは一味違った体感型の展望台となっています。四季を通じて六甲山の新たな魅力を感じていただきたいと考えています。



≪六甲山新展望台(仮称)概要≫

【建設地】

 神戸市灘区六甲山五介山
 六甲ガーデンテラス内「回る十国展望台」跡地


【完成予定】

 2010年7月


【『六甲山新展望台(仮称)』について】

 この展望台は、社団法人日本建築家協会近畿支部(JIA近畿支部)との共同開催による40歳以下の建築家による設計コンペティション(第1回 JIA KINKI U−40 設計コンペティション)に応募のあった103作品の中から最優秀に輝いた作品であり、国立公園六甲山ならではの四季折々の自然環境と一体となった、体感型の新しい展望台です。

 夏は「煙突」と「六甲の風の力」を利用することによって、「氷室」を通った冷気を感じることができ、冬は六甲山の特色を生かして、展望台を覆うフレームに「霧氷」を着氷させることにより、六甲山の自然と建築が一体となった幻想的な樹氷群が観測できます。





※(注1)回る十国展望台

 六甲山上の凌雲台(現六甲ガーデンテラス、海抜約900m地点)に建設した展望台。(1957年5月21日に竣工。)最大で約350人を乗せ、約5分で展望台が一周し、『山城・大和・摂津・河内・和泉・紀伊・丹波・播磨・淡路・阿波』の10カ国を一望できるところから、『回る十国展望台』という名前がついた。

 当時このような施設は全国的にも珍しく、沢山のお客様で賑わい、天皇陛下(当時:皇太子殿下)や、皇太子殿下(当時:浩宮徳仁親王殿下)の行啓も賜った。しかし、阪神・淡路大震災後には来場者が激減し、その後徐々に回復したものの、施設の老朽化もあり、2002年11月24日をもって営業を終了し、撤去に至った。


※(注2) 三分一 博志(さんぶいち ひろし)氏プロフィール

 1968年生まれ。「建築は地球のディテール」を提唱し、一貫して地球環境に負荷を与えない建築を提案。「新建築賞」、「Detail Prize」(ドイツ)、 「ar+d award」(イギリス)など世界各国の賞を受賞し、2008年にはデンマーク王立芸術アカデミーに特別講師として招かれる。

 代表作、犬島アートプロジェクト「精錬所」では全く電気を利用しない美術館内の空調を実現し、廃墟と化した100年前の銅の精錬所を自然エネルギーのみによって現代によみがえらせている。




撮影日:
撮影場所:
キャプション: 六甲山新展望台昼間の風景(イメージ)
画像サイズ: 320×203(原寸表示)
撮影日:
撮影場所:
キャプション: 六甲山新展望台夜の風景(イメージ)
画像サイズ: 283×189(原寸表示)