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No.7532 【レイル】No123 セノハチ −山陽本線の難所に挑んだ蒸機を偲ぶ−
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2022-07-21 22:10:02
株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp 

タイトル: THE rail No.123
発 行 日: 令和4/2022年7月21日
定  価: 本体3,600円+税
発  行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン
U R L: http://www.etrain.jp/
        e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp
図書符号: ISBN978-4-87112-123-1 C1065 \3600E

         スタッフ
企画・編集    前里 孝
発   行    平井憲太郎
写 真 補 正    脇 雅恵・秋山瑛美
デ ザ イ ン    前里規子
写真スキャニング 株式会社日報
印刷・製本    昭栄印刷株式会社


THE レイル No.123 もくじ

セノハチ −山陽本線の難所に挑んだ蒸機を偲ぶ−
 セノハチ   相澤靖浩/宇田賢吉/三品勝暉/八木邦英………………4

鉄道省/国鉄
麗しきパシフィックたち       カメラ:佐藤 久………………64

英国系100ftポニーワレントラス     西 和之………………76

ヤードマン                     ………………98


ヤードマン

■セノハチです.レイルとしては久しぶりにD52やC59やC62が牽き,押し上げる長大列車が,盛大に煙を上げて誌面を覆い尽くすことになりました.
■セノハチといえばレイル読者には今さら説明の要もないことかも知れませんが,明治の昔から21世紀の今日に至るまで,山陽路で随一の難所として関係者の努力が続いている区間です.昭和10年代前半に米国から輸入された三気筒パシフィック機C52が補機として転用されたことで,当時の趣味界で話題になりました.その後は戦時設計ながら大出力を誇るD52が主役となって昭和37/1962年の広島電化まで続くことになります.
■今回のレイルでは,その時代に現地へ通い詰めた相澤靖浩,三品勝暉,八木邦英さんと,その区間で蒸機や電機,電車に乗務した国鉄マンであり同時に熱心なファンでもある宇田賢吉さんが思い出を語り,当時の情景写真を披露してくださいました.かつてない後世に残る“セノハチ物語”が出来上がったと思います.
■続いては,佐藤 久さんのアルバムから,若く美しかった時代のパシフィック機の各形式を,ハイライト版としてお目に掛けました.
■そして締めくくりは,西 和之さんによるポニーワーレン桁の考察です.中でも形態の優美な英国タイプの100フィートばかりを集めたものです.
■和歌山市内の道路橋転用桁は20年近く前の和歌山訪問時に目撃していながらも,じっくりと観察できていなかったものであり,今,編集子は現地再訪への気持ちが高まっているところです.
■残念なお知らせを2件,お伝えしなければなりません.
■松村 豊さんといえば,編集子が企画全般に携わった電車の形式シリーズ“参宮特急史”に,モ2200形の美しい写真をたくさん提供してくださり,また,“京阪ロマンスカー史”では,昭和20年代からの京阪ロマンスカーたちの,活き活きとした姿を見せてくださいました.ベテランファンには,鉄道模型趣味誌などのグラフページを思い出す方もありましょう.4月20日に逝去されました.昭和8/1933年のお生まれでした.
■6月8日には,沖中忠順さんが逝去されました.昭和13/1938年のお生まれでした.大の京阪電車好きであり,路面電車ファンでもあった沖中さんは,月刊誌とれいん誌上に京阪1000・1100型の写真を提供していただいたのがお付き合いの始まりだったと思います.同志社大学鉄道同好会の皆さんとともに,“京阪ロマンスカー史”や,レイルNo.56,57では各地の“妻面5枚窓の電車”を見せてくださっているのを覚えておられることでしょう.
撮影日: 1960年03月__日
撮影場所:
キャプション: 表紙:険しい峠道への闘いの合間,足回りを外されて代用倉庫となった鋼製有蓋車の傍らで寛ぎのひとときを過ごすD52. 写真:三品勝暉
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