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No.75 【貨物鉄道博物館】130トン積大物車シキ160形式の保存について
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2007-07-16 01:18:37
【お詫び】#73は一部に入力ミスがありましたので、削除したうえで改めてご紹介いたします。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康


貨物鉄道博物館プレスリリース

「130トン積大物車シキ160形式の保存について」

 貨物鉄道博物館では株式会社日本AEパワーシステムズ様のご好意により、シキ160形大物車を2007年8月5日(定例開館日)から公開いたします。

 シキ160形式は130トン積吊掛式大物車として、1955年日本車両東京支店で富士電機製造株式会社向に製作されました。大型変圧器の輸送用で、落成時は鶴見線安善駅に常備されましたが、工場の移転に伴い1963年以降は京葉臨海鉄道京葉市原駅常備となり、全国各地への輸送に活躍した後、2002年末に廃車されました。
 廃車後も株式会社日本AEパワーシステムズの工場構内で保管されてきましたが、今般同社のご好意により、貨物鉄道博物館への収蔵が実現いたしました。

 同車は車体を二分割し、中間に変圧器を組み付けて輸送する吊掛式輸送に専用する貨車で、鉄道貨物輸送の一分野である特大貨物輸送を象徴する貨車です。
 現存する吊掛式大物車では国内最古であり、世界的に見ても大物車の博物館での保存例は極めて少ないことを考え合わせれば、産業遺産保存の面からも貴重な事例といえましょう。

 8月5日の定例開館日には10時30分から譲渡式を行なう他、大物車に関する講演会を計画しております。
 また鉄道グッズや関連書籍などの即売会も予定しておりますので、皆様お誘いあわせの上お越しください。
(詳細につきましては随時、貨物鉄道博物館公式サイトにてお伝えする予定です。 アドレス:http://frm.kans.jp/ )

■お問合せ先:  〒510-8014 四日市市富田3丁目22番83号
 三岐鉄道株式会社気付 貨物鉄道博物館事務局
撮影日:
撮影場所: 貨物鉄道博物館
キャプション: シキ160 上:貨物鉄道博物館に収蔵 2007年7月7日/下:収蔵作業の様子 2007年7月6日/撮影(2枚とも):北川 潤
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