NEWS RELEASE:全般      3
No.6313 【鉄道博物館】10/23-27 第4回 世界鉄道博物館会議に参加
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-11-02 23:51:12
鉄道博物館
THE RAILWAY MUSEUM
                          2019年10月31日
                           鉄 道 博 物 館

      「第4回 世界鉄道博物館会議」への参加について


○ 2013年11月に鉄道博物館(埼玉県さいたま市)で第1回が開催された「世界鉄道博物館会議」の第4回会合が、2019年10月23日(水)〜10月27日(日)までオーストラリアで開催され、日本から当館も参加しました。

○世界5か国および地域から博物館・団体8館が参加し、情報交換および交流を通じて相互理解を深めました。引き続き、鉄道の魅力向上と鉄道文化の更なる発展を目指してまいります。


1 会 議 名 RAILCONF W 2019(第4回世界鉄道博物館会議)

2 開催期間 2019年10月23日(水)〜27日(日)

3 場  所 NSW Rail Museum他

4 参加館・団体計5か国・地域/8館
 【オーストラリア】Transport Heritage NSW ※ホスト
 【 日   本 】鉄道博物館、リニア・鉄道館
 【 ロ シ ア 】Russian Railway Museum、October Railway
 【 スウェーデン 】Swedish Railway Museum
 【 台   湾 】Preparatory Office of National Railway Museum
          Takao Railway Museum

5 主な内容
(1)講演
 Howard Collins(ハワードコリンズ)氏
 (Sydney Trains CEO兼 Transport Heritage NSW Director)
 「過密な都市鉄道ネットワークで、復元した車両をいかに安全・安定的に運行させるのか」

(2)共通の課題、関心事に関する意見交換
 【主なテーマ】
  ・増え続ける収蔵品の選定基準と保存方法について
  ・鉄道遺産の復元、動態保存について
  ・来館者を誘致する方法、取り組みについて
  ・安全の取り組みについて

 また会議中、各館の概要説明が行われ、当館館長の宮城利久も「南館オープンおよび本館リニューアル」について発表を行いました。発表の内容、会議の様子は【別紙】をご覧ください。


別紙

<鉄道博物館館長 宮城利久 発表要旨>
テーマ:鉄道博物館南館オープンおよび本館リニューアルについて


 日本の鉄道博物館の歴史は、日本で鉄道が初めて開業してから50年後の1921年までさかのぼります。最初は東京駅で開館しましたが、1936年に神田に場所を移し、交通博物館として約70年間運営していました。

 その後、収蔵物の増加に伴い、12年前の2007年10月14日に埼玉県さいたま市に移転し、鉄道に特化した鉄道博物館として開館しました。更に2018年7月に新たに南館を建設し、合わせて本館の大幅なリニューアルを行い、グランドオープンしました。

 今までの鉄道博物館は収蔵車両を中心に鉄道の歴史を伝えてきましたが、今回のグランドオープンで、より幅広く鉄道についてお伝えすることができるようになりました。

 南館には新たに「仕事」「歴史」「未来」の3つのステーション(展示室)を設けました。
 仕事ステーションでは、鉄道で働く人々の仕事内容と、それらの仕事がいかに連携して鉄道の運行が行われているかということを伝えています。
 また、歴史ステーションでは鉄道車両以外の多くの収蔵品を展示し、日本の鉄道の歴史を幅広く紹介しています。
 さらに、未来ステーションでは鉄道の未来についてみんなで自由に語ろうというコンセプトで展示を行っています。

 南館オープン・本館リニューアルに合わせて、フロアガイドとスマートフォンアプリの多言語化( 10言語)を進め、海外からのお客さまにとってもますます魅力的な博物館へと生まれ変わりました。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。


撮影日:
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