ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2019-08-21 00:22:41 |
京都鉄道博物館 News Release
2019(令和元)年8月20日 京都鉄道博物館 http://www.kyotorailwaymuseum.jp 企画展 れっしゃあいしょうしんかろん 「列車愛称進化論 〜名前から見る鉄道〜」 過去最大級! 200点以上のヘッドマーク等が勢揃い! 1929(昭和4)年、鉄道省が欧米を手本に、特急列車に愛称をつけることで宣伝強化を図り、旅客獲得しようという営業策を打ち出しました。公募し、採用された愛称「富士」「櫻」を特急列車につけたのが鉄道省における列車愛称のはじまりでした。本展では、日本の鉄道文化に定着した列車愛称が今年で90年を迎えることを記念し、日本全国に広まった列車愛称を鉄道の歴史とあわせて紹介します。 開催期間 2019年9月21日(土)〜12月8日(日) 場 所 本館2階企画展示室 展示構成 1.愛称進化論 〜はじめに〜 列車にはじめて「富士」や「櫻」の愛称が付けられた昭和前期から戦時中の一時期を除いた現在まで、列車愛称からみた鉄道の歴史を4部構成で紹介します。 (1)鉄道が開業し、特急列車が誕生した明治期から大正期 (2)列車愛称が導入されてから、戦争がはじまり姿を消した昭和前期 (3)列車愛称が復活し、種類が充実した戦後から昭和後期 (4)鉄道の多様化が進み、列車愛称の役割の変化が見られる現在 <主な展示資料> ▲写真「特急『富士』」 ▲固定編成用客車説明書「はやぶさ」号(20系客車) ▲ポスター「『サンライズエクスプレス』7月10日 デビュー」 2.愛称親化論 〜地域になじむ愛称〜 日本の鉄道網が発達し列車の種類が増えるにつれ、愛称を持つ列車が誕生しました。愛称が付けられることで、親しみやすく利用しやすいと好評でした。ここでは、列車愛称に関連する資料を、「地名」「動物・植物名」「天体名」などの分類に分けて紹介します。 <主な展示資料> ▲ヘッドマーク「さくら」(複製) ▲ヘッドマーク「富士」(複製) ▲テールマーク「銀河」(複製) ※ヘッドマーク・・・デザイン化された愛称名のマークを「トレインマーク」と呼び、列車の先頭部に取り付ける「ヘッドマーク」と最後部に設置する「テールマーク」がある。 ※サボ・・・列車名や行先を示す「サイドボード」の略語。 3.愛称深化論 〜広く深い愛称〜 現在、新幹線として運行する「さくら」「みずほ」は、かつて寝台列車の愛称名でもありました。ここでは、いくつか特色のある列車愛称にスポットを当て、時代背景や当時の輸送状況に着目し、使用車両や走行路線の変遷を中心に紹介します。 <主な展示資料> ▲特急「富士」食堂車再現メニュー(洋食・和食/複製) ▲「特別急行券・寝台券(下段/別府―東京/2等「みずほ」) 企画展関連イベント 企画展をより分かりやすく担当者が解説するツアー 企画展解説ツアー 開 催 日 2019年9月21日(土)〜12月7日(土)の毎週土曜日 時 間 14時00分〜(約30分) 場 所 本館2階企画展示室 定 員 20名 参加方法 先着順 初開催! 「おとな向け」の学芸員による講座を開催! おとなの学び講座 時 間 14時00分〜(約60分) 場 所 本館3階ホール 定 員 40名 参加方法 先着順 ┌──────┬──────┬──────────────────┐ │ 開催日 │ 講師 │ テーマ │ ├──────┼──────┼──────────────────┤ │10月3日(木)│岡本 健一郎│大正期から昭和前期の不況と日本の鉄道│ │ │ │ 〜列車愛称はじまりの背景〜 │ ├──────┼──────┼──────────────────┤ │10月17日(木)│飯田 一紅子│昭和30年代を中心とした列車愛称と │ │ │ │それら列車の活躍について │ ├──────┼──────┼──────────────────┤ │11月7日(木)│廣田 琢也 │鉄道車両平成史 │ ├──────┼──────┼──────────────────┤ │11月21日(木)│島 崇 │収蔵資料でみるブルートレイン │ └──────┴──────┴──────────────────┘ |
|
|