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No.4627 【阪神】六甲山高山植物園 「ヘレボルス・チベタヌス」が間もなく見頃
ほりうち(ccbu8181) 2017-03-15 23:06:35
2017年3月14日
六甲高山植物園


 高山帯に生育する珍しいクリスマスローズ
 ヘレボルス・チベタヌス、間もなく見頃です!

 阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市 社長:藤原崇起)のグループ会社である六甲山観光株式会社(本神戸市 社長:宮西幸治)が運営する六甲高山植物園では、昨年11月に日本チベタヌス協会(事務局:長野市 会長:出口三郎)から寄贈を受けたヘレボルス・チベタヌスが見ごろを迎えました。

 ヘレボルス・チベタヌスは、中国・四川省の高山帯に生育する珍しいクリスマスローズで、当園では、西日本で唯一、ヘレボルス・チベタヌスの群落を観賞することが出来ます。


◆ヘレボルス・チベタヌス(キンポウゲ科)
 落葉性のクリスマスローズで、春に花がうつむいて咲き、初夏に種を落とすと夏には地上部が枯れ、休眠期に入ります。地中海沿岸を中心とした地域に分布する約20種類のヘレボルス原種の分布域から遠く離れた中国四川省に、隔離分布する珍しい種類で、高さは30〜50cm。花は始め紅色をおびていますが後に緑色に変色します。パンダやハンカチノキを発見したプラントハンターのアルマン・ダヴィッド神父が1869年に中国の四川省付近で採取しており、当時その近辺をチベットと呼んでいたことから、学名に「チベタヌス」と入っています。


◆日本チベタヌス協会
 平成25年結成。現在全国に31名の会員を抱える団体で、ヘレボルス・チベタヌスの自生地である四川省の開発に危機感を抱いたメンバーによって、分布調査と種子採取を行っています。また、日本国内での播種繁殖と選抜・保存園づくりも主たる活動の一つで、長野県をはじめ東日本を中心に苗の寄贈や植栽を行っています。会長の出口氏は神戸のご出身で、自身の郷里である神戸で西日本の拠点となるヘレボルス・チベタヌスの保存園となる場所を探していたところ、気候条件が適している当園に行きつきました。

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