ほりうち(ccbu8181) 2014-05-04 11:48:09 |
旅のヒント 高速列車、夜行列車、景観列車(シーニックトレイン)や登山列車など、ヨーロッパにはさまざまなタイプの列車が縦横無尽に走り、観光客はもちろん、地元の人々にとっても大変身近な交通手段となっています。便利さだけでなく、車窓を流れる風景や地元の人々とのふれあい、列車での国境越えという体験など、鉄道旅行の魅力は尽きません。このコーナーでは、テーマを決めて鉄道を楽しむ旅のモデルコースとともに、駅構内や列車内でのサービスや設備などについてご紹介いたします。 アムステルダムを拠点に古都を鉄道で巡る旅(オランダ&ドイツ) ザーンセ・スカンス、デルフト、ナイメーヘン、ヒートホールン、ブレーメン、リューベック アムステルダムに5泊して周辺の小さな村や町(ザーンセ・スカンス、デルフト、ナイメーヘン、ヒートホルン)を鉄道で巡ります。その後、隣国ドイツのブレーメンへと列車で移動し、ブレーメンに2泊して世界遺産の町ブレーメンとリューベックの街歩きを楽しみます。この旅では、ユーレイル ベネルクス−ジャーマンパスを使います。 旅程 ┌───┬───────────────────────────┬───────────┐ |1日目|日本からアムステルダムへ。着後ホテルへ。 |【アムステルダム泊】 | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |2日目|終日、アムステルダム市内散策。 |【アムステルダム泊】 | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |3日目|朝、アムステルダム中央駅から普通列車でコーフ・ザーンダ|【アムステルダム泊】 | | |イク駅へ(所要約17分)。風車の町を散策。午後は普通列車| | | |でデルフト駅へ(約 1時間18分)。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |4日目|朝、ICでステーンウェイク駅へ(約 1時間41分)。ステーン|【アムステルダム泊】 | | |ウェイクからバス、または自転車でヒートホールンへ | | | |(約20分)。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |5日目|朝、ICでナイメーヘンへ(約 1時間25分)。着後市内散策。|【アムステルダム泊】 | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |6日目|朝、ICとICEを乗り継いでドイツ・ブレーメンへ(約4時間13|【ブレーメン泊】 | | |分)。途中、オスナブリュックで乗り換え。着後、ブレーメ| | | |ン市内散策。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |7日目|朝、ICとICEを乗り継いでリューベックへ(約1時間47分)。|【ブレーメン泊】 | | |市内散策。 | | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |8日目|ブレーメンからヨーロッパの都市を経由して日本へ。 |【機内泊】 | ├───┼───────────────────────────┼───────────┤ |9日目|日本着。 | | └───┴───────────────────────────┴───────────┘ 旅のポイント アムステルダム中央駅から普通列車で 風車の町ザーンセ・スカンスと古都デルフトへ アムステルダム・スキポール空港に到着したら、空港に併設されている鉄道駅からアムステルダム中央駅へ簡単に移動できます。弊社公式ウェブサイトでは、アムステルダム・スキポール空港へのアクセス、交通情報、直結する鉄道駅情報や駅構内図、またアムステルダムのおすすめ観光スポット情報、マップ、さらにアムステルダム中央駅の駅構内サービスや公共交通機関との接続などの情報を紹介しています。 3日目は、アムステルダム中央駅から普通列車(Sprinter)に乗って約17分、コーフ・ザーンダイク駅で下車します。10分ほど歩くと、川沿いに並ぶ風車が見えてきます。川沿いを歩いたり、風車のなかに入ったりもできます。午後は、画家フェルメールが暮らした古都デルフトへと足を延ばしましょう。コーフ・ザーンダイク駅から普通列車(Sprinter)でアムステルダム・スォーターダイク駅へ。IC(インターシティ)に乗り換えてデルフトへ。計約1時間18分でアクセスできます。デルフトはフェルメールが暮らした17世紀の面影を今に伝える小さな町。フェルメールのファンはもちろん、町歩きが好きな人にもおすすめの町です。デルフト駅は小さな駅ですので迷うことはありません。 絵本のような可愛い村ヒートホールンへ ICで国内最古の町ナイメーヘンへ 4日目は、「北のヴェネツィア」などと呼ばれる運河の村ヒートホールンへ。アムステルダム中央駅からICで約1時間41分のステーンウェイク駅へ。駅前からバス70番、または自転車をレンタルして、いずれも20〜30分でヒートホールンの村に到着です。運河沿いには絵本のなかの家のような茅葺き屋根の家が点在し、春から夏にかけては庭先に彩りも鮮やかな花々が咲くかわいらしい村です。150以上の橋がかかり、牧歌的な雰囲気がただよいます。ボートに乗って村を巡り、水辺から茅葺き屋根の家々をみるのもいいかもしれません。 翌日は、ICでオランダ最古の町ナイメーヘンへ(約1時間25分)。市庁舎のある旧市街を中心に散策しましょう。ここでは古代ローマ時代の遺跡を見ることもできます。考古学が好きな人にはファルクホフ博物館がオススメです。アムステルダムにICで戻る途中、ライン川沿いの町アーネムで途中下車してもいいかもしれません。アーネム駅からバスで約1時間15分のところには、画家ゴッホの最大規模の絵画コレクションと彫刻庭園のあるクレラ・ミュラー美術館があり、ゴッホファンにはおすすめです。 オランダのお土産選びには、オランダ各地にあるお手頃価格がうれしい、人気生活雑貨ショップ「hema(ヘマ)」はいかがでしょう。オランダらしいデザインが印象的な生活雑貨の数々が店内に並びます。クッキーやチョコレートなどの菓子類も種類が豊富で、お土産にも最適です。 アムステルダム〜ブレーメン間はICとICEで約4時間 ブレーメンから約2時間で世界遺産の町リューベックへ 6日目は、アムステルダム中央駅からICとICEを乗り継いで隣国ドイツのブレーメンへと移動です。乗り継ぎ時間を入れて所要約4時間13分です。乗り継ぎ駅はオスナブリュック駅。乗り換えの時間は十分にとるようにしてください。ブレーメンは「ブレーメンの音楽隊」発祥の町です。ブレーメン中央駅から南西へと歩くと、旧市街地に到着します。中世の町並みが再現されたベットヒャー通りや、路地が入り組んだシュノーア地区を散策しましょう。市庁舎入口にブレーメンの音楽隊の像があります。ブレーメン市庁舎とローラント像は世界遺産にも登録されています。 翌日、ブレーメン中央駅からICとICEを乗り継いでリューベック中央駅へは約1時間47分で到着します。リューベック中央駅から東へ10分ほども歩くと、トラヴェ川に囲まれた旧市街(世界遺産登録)の入り口、ホルステン門に到着です。すぐ側にある観光案内所でマップや情報を入手して旧市街へ。豪商が建てたレンガ造りの館が軒を連ねる細い路地を歩き、個性的な外観の市庁舎、13世紀後半に建てられた世界最古の福祉施設、聖霊養老院などの見所を巡りましょう。名物ロートシュポン(赤ワイン)は食事のお供に。アーモンドの粉と砂糖で作った甘いマジパンはお土産にいかがでしょう。 ※ここで明記している乗車時間や乗換駅は、季節や曜日、発車時刻などによって異なる場合があります。乗車される際は実際に時刻表でご確認ください。 鉄道パス&チケット ・ユーレイル ベネルクス−ジャーマンパス(フレキシータイプ)/2カ月の有効期間内に通用日5日間:普通列車(アムステルダム中央駅⇒コーフ・ザーンダイク駅⇒デルフト駅⇒アムステルダム中央駅<3日目>)、IC(アムステルダム中央駅⇔ステーンウェイク駅<4日目>)IC(アムステルダム中央駅⇒ナイメーヘン駅⇒(アーネム駅)⇒アムステルダム中央駅<5日目>)、IC&ICE(アムステルダム中央駅⇒ブレーメン中央駅<6日目>)、IC&ICE(ブレーメン中央駅⇔リューベック中央駅<7日目>)。 ・2〜5人で同じ旅程をいっしょに旅する場合、お得なセーバーパスがあります。ユース、シニア向けのパスはありません。 ・アムステルダム中央駅からブレーメン中央駅へ移動する際、アムステルダム中央駅〜オスナブリュック中央駅間のICにご乗車の際、別途、座席指定券の購入をおすすめします。パス所持者はお得なパスホルダー料金にて座席指定券をご購入いただけます。 ・有効な鉄道パスを使ってドイツ国内を走る高速列車ICEにご乗車の際は、座席指定は任意予約制ですので、確実に座席を確保したい場合は、座席指定券をご購入ください。 Tips & インフォメーション ・事前に記載する列車や船、バスなどのスケジュールは時期などによって異なる場合があります。 必ず事前にご確認ください。 ・目的駅に到着したら、復路の列車の時刻表を必ず確認してから観光へとお出かけください。不慣れな駅構内では目的とする場所に辿りつくのに多少時間を要することも考えられますので、時間に余裕を持って駅に到着するようにしてください。復路の列車の時刻も必ずご確認ください。 ・列車にご乗車の際には、時刻表を確認し、遅延なども考えられますので、余裕をもって行動するようにしてください。乗り継ぎの際は、余裕ある乗り継ぎ時間を確保することをおすすめします。 ・ステーンウェイク駅では、自転車のレンタルもあります。ヒートホールンへはバス70番でアクセスできます。必ず帰りの時刻表をご確認ください。 ・オランダ政府観光局 ⇒ http://www.holland.com/jp/tourism.htm ・ドイツ観光局 ⇒ http://www.germany.travel/jp |
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