ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-02-25 18:18:14 |
MEITETSU NEWS RELEASE
14−02−20 〜博物館明治村開村50周年記念事業 第2弾〜 「SL9号復活プロジェクト」が始動します 名古屋鉄道及び公益財団法人明治村では、明治村開村50周年(2015年3月18日)の記念事業第2弾として、博物館明治村に現存するSL9号を修理し、復活運転させる「SL9号復活プロジェクト」を実施します。 当プロジェクトは、現在駆動輪の軸箱の不具合によって、2010年12月から運休している「SL9号」を修理し、開村50周年の2015年3月に合わせ、再び動態展示(予定)を行うものです。 また、記念事業の第1弾「名電1号形里帰りプロジェクト」により、昨年札幌市交通局より期間限定で借り受け、現在修理中の「旧・名古屋電気鉄道第1号形電車(略称「名電1号形」)」の塗装色を「ぶどう色」に復元することが決定しましたので、あわせてご案内します。 なお、名電1号形は2014年6月末より展示・一般公開を予定しております。 詳細は下記のとおりです。 記 @【明治村開村50周年記念事業 第2弾「SL9号復活プロジェクト」】 ○内容 明治村に現存するSL9号の駆動輪の軸箱の不具合を大阪の修理工場で修理し、2015年3月に再び動態展示を行うもので、2月24日(月)9:00よりSL9号の搬出作業を実施します。(ご案内別紙) ※搬出作業については、現在明治村にて動態展示しているSL12号で車庫からけん引し、クレーンにて吊り上げ、トレーラーへ積載します。 ○スケジュール 2014年2月24日(月) 9:00〜11:00 明治村内車庫からの引出作業 11:00〜12:00 トレーラーへの積込作業 夜間(時間未定) 大阪へ輸送。その後同所にて修理作業。 ※当日作業の進捗状況により、時間が遅れる場合があります。 2015年1月(予定) 博物館明治村へ輸送 同年3月(予定) 博物館明治村にて動態展示 【参考】「SL9号」とは 1912年(明治45年)に米国ボールドウィン社にて製造され、1913年(大正2年)より富士身延鉄道にて富士〜大宮町(現:富士宮)間において運行され、1936年(昭和11年)日本鋼管鶴見製鉄所(現:JFEエンジニアリング(株)鶴見事業所)に移籍・使用した後、1973年(昭和48年)明治村に譲渡。2010年(平成22年)まで動態展示をしていたが、駆動輪の軸箱不具合により、現在運休している。 なお、現在明治村では、1874年(明治7年)から新橋〜横浜間を走っていたSL12号(英国シャープ・スチュアート社製)が1974年(昭和49年)より、動態展示されている。(故障により2010〜2012年は運休) A【明治村開村50周年記念事業 第1弾「名電1号形里帰りプロジェクト」】 ○塗装色 「ぶどう色」(チョコレート色に近い色) ○経緯 今回の修理・塗装にあたり、当初は「名電1号形」を明治時代に名古屋で運行していた当時の塗装に復元することを検討していましたが、過去の資料を紐解いたところ、現存の車両とは形状が異なることが判明したことから、札幌で開業した当時の姿に復元することとしました。 加えて、開業当時の札幌の市内電車を描いたと思われる着色絵はがき「札幌停車場通り」や、大正時代に名古屋電気鉄道から名古屋市交通局に譲渡された「小型木造単車」の模型の塗装色を参考にし、今回の塗装色の決定となりました。 ○展示方法 静態展示 ○スケジュール 2014年6月末(予定) 博物館明治村にて展示開始 2020年3月(予定) 同村での展示終了。札幌市交通資料館へ返却 【参考】「旧・名古屋電気鉄道 第1号形電車」(略称「名電1号形」)とは 1901年(明治34年)に名古屋で製造され、1907年(明治40年)まで名古屋電気鉄道鰍ェ名古屋市内にて使用した26人乗りの車両。その後、札幌電気軌道鰍ェ同車両を購入し、1918(大正7)年に札幌初の路面電車「29号」として使用を開始。1927(昭和2)年より札幌市が市電として譲り受け、1936年(昭和11年)頃まで札幌市民の足として親しまれた。 廃車後は1951年(昭和26年)まで保管され、1960年(昭和35年)までの問、札幌市円山動物園内で展示。その後札幌市交通局に複帰し「22号」に改番され各種イベントで運行。 以上 |
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