NEWS RELEASE:全般      3
No.3064 【レイル】No.89 東北本線全線電化から45年
ひろやす/伊藤(vnnc8158) 2014-01-20 21:07:15
(株)エリエイのご厚意で、レイルの最新刊の発刊案内をいただきましたので、ここにご紹介致します。購入の参考にされて下さい。
なお内容から、「NEWS RELEASE:全般」「メディアプラザ」「JR東日本」「鉄道歴史談話室」の各掲示板でご紹介いたします。
鉄道フォーラム・マネジャー 伊藤 博康


株式会社エリエイ
http://www.eriei.co.jp


タイトル: THE rail No.89
発 行 日: 平成26/2014年1月21日
定  価: 本体3,600円+税 荷造送料450円
発  行: 株式会社エリエイ/プレス・アイゼンバーン
U R L: http://www.etrain.jp/
        e.mailでの問い合わせ先アドレスは info@eriei.co.jp
図書符号: ISBN978-4-87112-489-8 C1065 \3600E

[スタッフ]
企画・編集  前里 孝
編 集 顧 問  寺田貞夫
発   行  平井憲太郎
写 真 補 正  脇 雅恵・秋山瑛美
デ ザ イ ン  前里規子
写真スキャニング 株式会社日報
印刷・製本  昭栄印刷株式会社

もくじ

東北本線全線電化から45年 十三本木峠の歴史を振り返る
                    本島三良  …………………4
十三本木峠で              河村かずふさ…………………6
明治・大正期の東北線 盛岡付近     下田柴夫・下田柴武………14
日本鉄道覚え書き7           本島三良  ………………18
グラフ
 昭和20年代 東北本線 藤田・貝田信号場間   本島三良………22
グラフ
 奥中山の蒸機活躍最後の頃      岩沙克次/平井憲太郎………30
中山峠三重連運転のあゆみ        岩沙克次  ………………44
座談会 東北線奥中山三重連を語る          ………………52

東北本線 盛岡−青森間列車運行図表         ………………56
盛岡鉄道管理局管内機関車運用表・線路図 資料協力:三宅俊彦………62

グラフ
 奥中山ED75の時代          本島三良/前里孝………70
奥中山の今を歩く             早川昭文 ………………80

フランスの241重連を追い求めて 併せてミュールーズに鉄道博物館を訪問する
                     大石真裕 ………………86

ヤードマン                     ………………98


「ヤードマン」

■“奥中山”です.岩手県の県北に位置するこの峠道から煙が絶えて,数えてみれば45年の歳月が経ちました.そこでこの節目の年に,この峠道の歴史を振り返ってみることにしました.正確には45年と数カ月が経過していますけれど.

■河村かずふささんの訪問記は,随分以前にいただいていたのを,このタイミングまで掲載を待っていただいていたものです.河村さんの訪問からは,半世紀が経過しています.

■岩手県内の鉄道の,第2次世界大戦以前に撮影された列車写真は極めて数が少なく,ましてや明治,大正期の情景となれば,それは数えるほどしか残されていません.そんな中から,盛岡の旧家である,下田家の,当時のご当主が撮影された写真を掲載することができたのは,まことに嬉しいことでした.

■その写真に合わせて,月刊時代の“レイル”に掲載された,本島三良さんの“日本鉄道覚え書”から,盛岡と青森の間の章を再録しました.奥中山駅構内にデルタ線があったということなど,改めて,興味深く驚かされます.

■再録といえば,同じ月刊“レイル”に掲載の,三重連運転の歩みと,奥中山を乗務した機関士さんたちの座談会も,さらに広く後世に伝えるべきと考えて,併せて再録したものです.これらは,歩みの執筆者であり,当時,国鉄盛岡鉄道管理局運転部長の要職にあった,岩沙克次さんのご尽力によって纏められた記録です.

■D51の最後の活躍は,その岩沙さんと,弊社社長でもある平井憲太郎の作品でグラフを構成してみました.

■電化後の奥中山は,ED75の三重連を本島さんの名作をお目に掛けるとともに,編集子自身のネガから,雪景色をご覧いただきます.

■12月18日,JR東日本の大宮総合車両センターで,JR東日本の本線上を走らせるための4輌目の動態保存蒸機であるC58 239のシリンダーに,初めて高圧蒸気を送り込む“吹き込み”作業が実施されました.この機関車の配置は,盛岡.主な走行線区は,残念ながら東北本線ではなく釜石線ではありますが,実に盛岡に,45年振りに煙が戻ることになります.これもなにかの縁なのでしょう.このC58の前途が明るいものとなるよう,祈りながら取材をしてきました.

■ほぼ“奥中山”に塗りつぶされた今回のレイルですが,外国のレポートも蒸機です.プラハ在住の大石さんから,フランス国鉄のマウンテンが,スイスで重連運転を実施したという稿と写真です.併せて最近のミュールーズ鉄道博物館の様子もお楽しみください.
撮影日: 1963年11月27日
撮影場所: 御堂−奥中山
キャプション: 十三本木峠を目指すD51三重連列車. 写真:河村かずふさ
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